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2021年04月28日

独サッカー連盟会長に非難集中、副会長を「死の裁判官」と比較

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 ドイツサッカー連盟のフリッツ・ケラー会長による、ライナー・コッホ副会長に対する失言が、大きな波紋を呼んでいる。4月23日に行われた同連盟の役員会にて、本業が裁判官であるコッホ氏に対し、ホロコーストの責任者の1人で約2600人に死刑判決を言い渡した、「死の裁判官」ことローランド・フライスラーとの比較を行ったことが、メディアによって報じられたのだ。

 これにはドイツ各所からの激しく非難の声が挙がっており、バイエルン州の役員会では「ケラー会長によって引き起こされた、ドイツ全土を巻き込んだ今回の騒動に愕然としている」と発表。「ケラー会長の選出はあくまで、偏見なく、なによりアマチュアサッカーの為に協会を穏やかに導くための信任だったはずだ」と糾弾した。

 さらにドイツサッカーリーグ機構の取締役会でも、「今回の発言や、ケラー会長が行なった言葉の選択には、我々は明確かつ正式に距離を置くものである」と宣言。「このような発言は、決して許されるものではない」と言葉をつづけた。

 なおケラー会長自身はひとまず辞任については否定しており、またコッホ副会長によればケラー会長からの謝罪があったようだが、「まだ受け入れていない」とSIDに対してコメント。「まずは彼個人と話し合い、それから時間を置いて、全体的なプロセスを進めていきたい」との考えを述べている。
 


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