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2021年04月28日

「死の裁判官」発言で非難のケラー会長「あれは私のファウル」

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 先週金曜日に行われたドイツサッカー連盟での役員会にて、裁判官を本業とするライナー・コッホ副会長に対し、ホロコーストの責任者の1人で約2600人に死刑判決を言い渡した「死の裁判官」ローランド・フライスラーとの比較を行ったことが、メディアによって報じられたフリッツ・ケラー連盟会長。

 これは大きな波紋を呼ぶこととなり、各所から非難が集中。バイエルン州サッカー協会に続き、ドイツサッカーリーグ機構の取締役会からも批判が寄せられる中で、ケラー会長はドイツサッカー連盟の公式サイトに声明を掲載した。そこで同会長は改めて「コッホ氏に言った言葉は重大な誤りだった」と説明し、「書面や電話での謝罪ですぐに受け入れられると思ったが、それは間違いだった。昨日の返答からもそれは明らかだ」とコメント。

 SIDに対してコッホ副会長は、確かにケラー会長からの謝罪はあったものの「まだ受け入れられない」とし、「まずはケラー会長と個別に話し合いをもって、それから時間をおいて、全体的なプロセスを進めていきたい」との考えを示している。

 そしてナチスと比較したとされる「私の発言が、異なる印象を与えてしまったことについて、残念に思うよ」と語ったケラー会長は、今度はサッカーになぞらえる形で「我々はサッカープレイヤーとして、ファウルをおかした私の手を取り、そして和解をしたというサインを示すべきだと思う。コッホ氏が話し合いに応じる姿勢を示したことを嬉しく思うよ」と語った。
 


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