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2021年05月03日

ナチス発言のケラー独連盟会長に、地方協会から退任要求

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 ドイツの州、及び地方のサッカー協会は日曜、ドイツサッカー連盟のフリッツ・ケラー会長へ退任を要求した。週末にポツダムにて行われた臨時会議において、ケラー会長は裁判官を本職とするライナー・コッホ副会長に対し、ホロコーストの責任者の1人で約2600人に死刑判決を言い渡した「死の裁判官」ローランド・フライスラー氏と比較する発言を行っており、「これは到底受けられれるものではない」と発表。

 「言葉を失ってしまう。これ以上ないほどの強い言葉で非難したい。今回の会長が行った発言は、連盟の理念や価値観とは相入れないものだ」と糾弾。「賛成26、反対9、棄権2という投票結果を踏まえて、連盟への更なるダメージを回避するために、会長への辞任を要求する」としている。また今回信頼を失ったのはケラー会長のみならず、フリードリヒ・クルティウス事務局長も含まれている。一方でコッホ副会長、そして財務担当のシュテファン・オスナブリュッゲ氏は信任を受けた。

 またこの会議の傍らでケラー会長とコッホ副会長は話し合いを行っており、ドイツサッカー連盟の発表によるとコッホ氏は「ケラー氏と私は丁寧な会話を交わし、彼の謝罪を聞き入れた。ただ事実関係の評価については、あくまで担当委員会に委ねるので、これ以上の発言は差し控えさせていただきたい」と発表。とりわけドイツサッカー連盟における首脳陣のゴタゴタは、数ヶ月前から続いており、特にケラー会長とクルティウス事務局長との間で激しい対立が見受けられている。
 


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