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2021年05月15日

ケラー独連盟会長、審議の判断は来週へ

Germany
.ドイツ代表
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 ドイツサッカー連盟会長としておそらく、最後の登場となるであろうフリッツ・ケラー会長は、ナチスとの比較を行なったことにについての評決を受けることなく、フランクフルトの協会本部を後にした。スポーツ裁判所のハンス・E・ローレンツ裁判長は、ケラー会長に対する訴訟の判決を、金曜日にて電話で延期を伝えており、今回の「約3時間半に及ぶ非公開の審理を経て、「来週半ばには決定が下されるだろう」と語っている。

 ケラー氏は、4月23日に開催された会議にて、ホロコーストの責任者の1人で「死の裁判官」ローランド・フライスラーになぞらえ、裁判官が本職のライナー・コッホ副会長に対する失言を行っており、今回はローレンツ氏、ウォルフガング・オッテン氏、ホルガー・シンドラー氏の3人の前で詳細に説明を行った。倫理委員会はこの問題を審議し、その結果を、スポーツ裁判所に提出して判断を仰いでいる。

 ケラー氏の弁護士であるクリストフ・シックハルト氏は、「彼は自分の意見を客観的な機関の前で発表することを非常に重要視していた」と明かし、「彼はここ数週間の出来事にかなりショックを受けている」とコメント。そして今回は非常に信頼できる雰囲気の中で行われたと述べ、「疑惑と状況についてしっかりと聞いてもらえた。連盟の枠組条件についても詳しく語られた」とし、「サッカー界にはすぐに突かれることなく、率直に話せる身近な空間が必要であり、それを今回ケラー氏は受けることができた。」と「非常に高い満足感」をみせていたという。
 
 ただいずれにしてもケラー会長はその結果にかかわらず、来週月曜に会長職から退任する予定。大規模な世論からの批判と、州や地域協会の代表者から不信任を受けるなどの事態を招いており、火曜日には退任する用意は「原則的にある」ことを、連盟にて表明していた。退任後は暫定的に、コッホ、ペータース両副会長が代理を務める。
 


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