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2021年05月21日

フィリップ・ラーム氏「ユーロをドイツ代表の転換点に」

Germany
.ドイツ代表
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 元ドイツ代表主将で、ユーロ2024のアンバサダーも務めるフィリップ・ラーム氏は、kickerユーロ特集号のロングインタビューの中で改めて、ユーロ2020におけるドイツ代表チームに対し、精力的なプレーをみせることを要求した。

 「私が望むのは、最近は失われた感のある情熱という部分を、再び見せて欲しいということだ」そう語った同氏は、「代表チームでプレーすることが、いかに特別なことであるのか。そういった姿勢を目にしたい。ここ数年はその点で物足りなさを感じていた」と指摘。

 2004年、2008年、そして2012年と3度に渡りユーロで戦うなど、ドイツ代表として113試合でプレーしてきたラーム氏は、トップクラブで数多くプレーするチームには「クオリティの問題はない」が、「熱い情熱をもってプレーする姿をみせることが、むしろ例外的なことになっている。そんなことは絶対にあってはならないことなんだ」と強調。そして代表にとって何よりも重要なことは「タイトル獲得にある」とした。

 確かに今夏に迎えるユーロ2020では、優勝候補は間違いなく他国の方にある」と認めつつも、それでも「サッカー大国であるドイツは、その延長戦の先にはいる」とコメント。仮にその姿をピッチで表現することができたならば、2018年W杯以降よりドイツ代表で続く雰囲気の悪化への歯止め的な効果も期待できるだろう。「チームは転換点を迎えなくてはならない」

 そして「このユーロを利用して軌道を修正することは可能だ」と言葉を続けており、今夏をもって退任するヨアヒム・レーヴ監督は、2018年の失態を取り返すための資格をもった人物であることも強調した。「我々は彼に信頼をおくべきだと思う」との見方も示している。

 その結果、もしも今回のユーロをポジティブな大会として過ごすことができた暁には、ドイツ大会を迎えるユーロ2024年に向けた後押しにもつながるとも考えており、「素晴らしいサッカーの採点となることだろう」とラーム氏。「サッカーは、もっと社会との結びつきを深めていく必要がある」と訴えた。 
 


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