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2021年06月19日

レーヴ監督「ロナウドは、コーラのボトルを動かすだけじゃない」

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 土曜に開催されるユーロ2020第2戦ポルトガル代表戦では、最低でも引き分け以上にもちこむことで、グループリーグ突破への希望が残されることになるドイツ代表。逆に敗戦を喫すれば前回のワールドカップに続く、屈辱のグループリーグ敗退が早々に決まることにもなる。だがレーヴ監督はメンタル面について心配は抱いていないようで、「私が感じるのは、チーム内に漂う決意に満ち溢れた雰囲気と、絶対的な意思をもって取り組むその姿勢。もっと改善していかなくてはならないことはどの選手もわかっているし、もっと良いプレーを見せていかなくてはならない」と説明。この2日はわずか1度の得点チャンスしかなかったフランス戦での反省に占められており、「もっと前線でダイナミックに、激しく、そして正確にプレーしていかなくては。選手たちはオフェンス面で別の顔をみせなくてはならないこと、別のスペースを突いていかなくてはならないことを意識している」との見方を示した。

攻撃の改善:新加入のケミストリー、CBの枚数は?

 またフランス代表戦では互いに被っている様子が見受けられていた、ハヴェルツとミュラーのようにあまりプレーしたことのない選手たちの、ケミストリー面については「問題ではない」との考えを示している。「必要なのはリスクをとる意欲だ」そしてもう1つの議論となっている3バックか4バックかという問題についても、「守備面はうまく組織化されていたし、そこまで戦術的変更はないだろう」中盤については負傷から復帰するレオン・ゴレツカにも期待がかかるが、こちらはまだ先発広報ではないようだ。「0から100に一気にはいかないもの。試合中ではオプションだがね」一方でレーヴ監督は今回のポルトガル代表戦に向けて、「彼らはもはやワンマンチームではない。」と警告。「ポルトガルはコンビネーションでより仕掛けてくるようになっている。そしてそれは技術的にみて最高レベルのものであり、それを抑えることは困難なものだ。」そして当然のことながらその言葉は1人のスーパースター、クリスチアーノ・ロナウドに対しても当てはまるもの「ロナウドは、ただコーラのボトルを動かすだけの選手ではないよ。」

ビアホフ氏、悲壮感よりも前向きさを強調


 ドイツサッカー連盟の公式サイトにて、マネージャーを務めるオリヴァー・ビアホフ氏は、今大会をもって退任を表明しているドイツ代表ヨアヒム・レーヴ監督について、改めて「一時代が終焉する。彼が就任した時にはまだ小学生だった選手が代表にも含まれているほどだ。チームとして感傷的な別れにはなる」とコメント。そのためポルトガル戦に向け「特別な重圧」「必勝体制」という言葉を用いながら、ただフランス戦では「一致団結し、気迫と闘志に溢れた選手たちの姿」に「成功を強く期待している」と強調。そしてかつてSDとして共にブラジルW杯で頂点に立った「世界最高のコーチの1人」フリック監督と共に、「このチームを前進させ牽引してくれるだろう」と更なる高みを目指し、前を向いている。「改革まではいかずとも、多くの異なるアプローチをみせて、世界の頂点向けた一歩を踏み出せるはずだ」
 


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