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2021年06月20日

信念貫いたレーヴ監督、「期待通り」のパフォーマンスで快勝。

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 ユーロ2020初戦フランス代表戦では、ほぼ無害となっていたオフェンス、採用されたシステムや選手起用など、ドイツ代表に対して強い批判、議論を招く結果となってしまった。だがそれでもヨアヒム・レーヴ代表監督は冷静さを失うことなく、改めて同じシステムで、同じ選手を起用。そして今回はその正当性を感じ取る結果が得られている。まさにこの試合はレーヴ監督の思惑通りの展開をみせた。

 とりわけ起用法が議論されていたジョシュア・キミヒは、左サイドバックで両翼を担ったロビン・ゴセンスと共に、全4得点に絡む活躍を披露。同点となるOGを誘発したのはキミヒからのゴセンスへのセンタリングであり、2点目のOGはゴセンスが起点となりキミヒが放ったシュートが弾かれたもの。3点目はキミヒとゴセンスの素晴らしいコンビネーションから生み出され、4点目はキミヒのセンタリングからゴセンスが頭で押し込んだものだ。

 国営放送ARDに対し、試合後レーヴ監督は「素晴らしいパフォーマンスだったね」と満足感を手飯、「特にアウトサイドを中心にして、良いコンビネーション、良いプレーがみられていた」とコメント。「それが我々の計画だった」と胸を張っている。だがこれほどのパフォーマンスの向上にも、指揮官は決して驚きは感じておらず「選手たちがギアを上げてくれ得ることを期待していた」と述べつつ、それでも「この困難な状況の中でみせた、素晴らしい姿勢と意欲」に賛辞を贈った。

 これでドイツ代表はユーロ2020最終節ハンガリー代表戦にて、自力でグループリーグ突破のチャンスを手にすることにも成功。水曜の日本時間28時から開始されるこの試合で勝利を収めれば16強入りを果たせるとあり、レーヴ監督は「それが目標だった。我々は今、この大会でいよいよ存在感をみせてきたところだ」と語っている。「ただ、まだこれからだ。何も手にしたわけではない。あと1つ勝てば、次のタスクがまた待っている」

ミュラー「調子にのってはいけない」

 
 一方で、トーマス・ミュラーは試合後に「ちょっと嬉しいね」と顔に満面の笑みを浮かべ、「オフェンス面ではよりも楽しめたよ。意欲的で創造的で、改善をみせていたね」とコメント。これからの戦いに向け「僕たちのクオリティに期待がもてるだろう」と胸を張ったが、ただそれと同時に「良いところはたくさんあったけど、でも改善しなくてはいけないところもたくさんある」とも強調。「勝ち点を失いかねかいプレーもあった。ただ今回の勝ち点3によって大会は順調に推移している。調子に乗ってはいけないけどね」と言葉を続けている。
 


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