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2021年07月05日

「ビッグクラブの協力得られず」ドイツ代表が東京五輪メンバー19名発表。

Germany
.ドイツ代表
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 ドイツサッカー連盟が今夏に開催される東京五輪に向けた、代表メンバー19名を発表した。その中にはかつてドイツU21代表シュテファン・クンツ監督とともに、2017年U21欧州選手権を戦ったナディーム・アミリ(レヴァークーゼン)やマキシミリアン・アーノルド(ヴォルフスブルク)の名前も。さらにオーバーエイジ枠には、ウニオン・ベルリンから元ドイツ代表FW、マックス・クルーゼが参戦する。

 また先月にU21欧州選手権を制したばかりのドイツ代表チームからは、ニクラス・ドルシュ(KAAヘント)、イスマイル・ヤコブス(ケルン)、アルネ・マイアー(ヘルタ)、アモス・ピーパー(ビーレフェルト)、ダヴィド・ラウム(ホッフェンハイム)、アントン・シュタッハ(フュルト)、ヨシャ・ヴァグノマン(ハンブルク)の7選手が選出。これにフロリアン・ミュラー(シュトゥットガルト)、スヴェンド・ブローダーセン(フリー)、ベンヤミン・ヘンリクス(ライプツィヒ)、フェリックス・ウドィオカイ(アウグスブルク)、ジョーダン・トルナリガ(ヘルタ)、マルコ・リヒター(アウグスブルク)、エデュアルド・レーヴェン(ボーフム)、セドリック・トイヒェルト(ウニオン)が加わった。

 ただクンツ監督は当初より、決して理想のメンバーを組めないことは明らかとなっており、先日に共に行脚してクラブへの説得にあたっていたヨティ・シャッツィアレキシウSDは、kickerに対し「五輪が他競技の選手にとって絶対的な大舞台であり、我々からみても特別な大会で興味深い経験ができる、選手1人1人にとって大きなチャンス」ではあるものの、「前回五輪で銀メダルという大成功を収め多くの人が誇らしく思いながら、一部の選手やクラブの間でそのステータスが高くないことが残念です」と言葉を続けている。


 そのためクンツ監督はクラブ公式にて、「19名が発表され、ドイツ代表に対する期待感は非常に高まりをみせている」と述べ、「3人のベテランと7人のU21欧州選手権優勝メンバー、そして2019年U欧州選手権で五輪出場を獲得したメンバーと、良い組み合わせを見いだせた」と胸を張りつつ、「五輪チームをサポートしようという意欲は、ブンデスリーガは他国とは異なっていた。いくつかのビッグクラブからは、予想していたとはいえ支援を得ることができなかった。だからこそ、それ以外のクラブが支援をしてくれたことにより、このチームを編成して日本へ迎えるという喜びはひとしおだ」と語った。
 
 ドイツ代表は7月12日にフランクフルトに集結し、その翌日に一路東京へ。和歌山市では、7月17日に開催されるホンジュラス代表との親善試合に向けて、ドイツ代表チームは合宿へと入る。なおグループリーグでは7月22日に横浜でブラジル代表と、7月25日にも同会場でサウジアラビア代表と、そして7月28日には宮城で最終戦となるコートジボワール代表戦へと臨む。なおグループ上位2位までは準々決勝に駒を進め、決勝戦は8月7日に横浜で開催。クンツ監督は「先日のU21欧州選手権で優勝したからといって、自動的に我々が五輪の優勝候補という期待をもたれるには難しいところがある。ただそれでも今回も良いチームで臨み、そして最大限の力を発揮したい」と意気込みをみせた。
 


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