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2021年07月12日

ドイツ代表:人権尊重訴え、一方でカタール航空をスポンサーに?

Germany
.ドイツ代表
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 カタール航空がドイツサッカー連盟の新スポンサーとなる可能性があるという報道が、すでに世間を騒がせている。国歌斉唱の後にトレーニングジャケットを脱ぎ、そこにはそれぞれの選手に1文字ずつのアルファベットで「HUMAN RIGHTS(人権)」の11文字を、カタールの人権問題へ向けたのは僅か3ヶ月前のことだったのだが・・・。

 ただそもそもそのアクションについても、そのメイキング映像までドイツサッカー連盟が作成するという手の入れようで、それが人気が下がっていた代表の人気取りに選手を広告塔として利用した、との批判も挙がり連盟側がそれを否定する事態へと発展していたものの、今回は南ドイツ新聞はルフトハンザ社の後継企業として、カタール航空が検討されているとの報道がなされている。

 まだ交渉はされていないようだが、ドイツ通信社によればドイツサッカー連盟との接触をはかっていた模様。ちなみにルフトハンザ社については、コロナパンデミックにより政府から十億ユーロの救済を受けており、今年いっぱいともってスポンサーを降板。ただしいずれにしても正式な発表はなされていない。

 怒りの声は既に政界の中にまで及んでおり、SPDのボリス・ピストリウス議員は「ドイツサッカー連盟は非営利団体であるはず。そして代表チームに人権擁護の立場を取らせながら、そのような疑問を抱くようなスポンサーとの交渉を行うことは恥ずべきことだ」と指摘。なおカタール航空はバイエルンのスポンサーも務めており、今夏のユーロでも広告を展開している。
 


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