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2021年07月14日

ドイツ五輪代表クルーゼ「ここにいる選手たちで死力を尽くす」

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 火曜夕方18時半より、ドイツ代表一行は一路、11時間の飛行時間にて東京へと飛び立った。その前にはアイントラハト・フランクフルトの練習場にて、五輪代表最初の合同練習を実施。そこには風邪をこじらせていたアルネ・マイアーを除く、全選手が良い雰囲気の中でオリンピックの舞台を心待ちにしていた。特にオーバーエイジ枠で選出されたマックス・クルーゼにとっては、2015年3月のA代表招集以来となる代表のユニフォームであり、「戻ってこれて最高の気分だ」と大きな喜びを見せ、五輪の魅力について「唯一無二の体験」と「アスリートにとって何よりであるメダル獲得」を挙げている。「僕たちにだって言えることだよ。子供の頃に見ていた五輪の舞台は、純粋に感動を覚えるものだろう。言葉では表現できないものさ、すでに鳥肌が立っているよ」

 その一方で今回の代表招集は規定の22人にも届かない、18人にとどまったことについては、クルーゼは「(五輪にはクラブに派遣義務が無いため)クラブが選手を派遣しないことは、もちろん悲しいことではある。でもそれは他の人の、そこの現場での話だから」とだけ述べており、また自主的に参加を見合わせた選手についても、特に多くを語ることなくあくまで前を向く。「今、ここにいる選手たちのことを考えている。ピッチに立つ限り、僕たちはドイツに金メダルを持ち帰るため死力を尽くす。金メダル獲得は後世に語り継がれていくもの。全世界の目が五輪には向けられることになるんだ」

 その前回のオリンピックでは、PK戦の果てに母国ブラジルの前に決勝で敗戦を喫した。そのブラジルが、今回の東京五輪初戦の相手ということもあり、これ以上に華やかな幕開けということもないだろう。「この初戦では自分たちの力を測ることになる。ブラジル戦で自分たちの立ち位置、そして取り組まなくてはならない課題も見えてくるはずだ」と語ったクルーゼは、改めて今大会に向けて「グループリーグ3試合を終えて、準々決勝へと進出したいと思っている」と宣言。そしてその中で、ドイツの攻撃の鍵を握るベテランFWは「自分の経験をチームに活かし、冷静さをもたらしていきたい」と意気込みをみせている。
 


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