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2021年07月19日

シュタッハ、人種差別の問題は「今はほぼ問題にはなっていない」

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 これまでアストン・シュタッハは好んでオリンピック競技を観戦してきたのだが、今回は見逃してしまうことはどうしても避けられない。それは彼自身が今回の東京五輪へ、選手として出場するためだ。「今まではテレビで見たり聞いたりしていたことが、今は自分がその一部となっている」とコメント。なんとか合間を縫いながら、バスケットや陸上などを生で観戦して、できるかぎり「吸収」していきたいと考えている。

 特に最近ではU21から招集を受け、そしてそのU21欧州選手権で優勝を果たし、そして今回の五輪代表と目まぐるしい時間を過ごしてきた22歳のMFは、本来ならばこれから初めてのブンデスリーガでの舞台に向けた準備をする、そんな飛躍の最中を経験している真っ最中だ。その一方で今回は、7時間の時差のある日本にて、厳しいコロナ規制の下、「猛暑」という問題もあるが、それは決して言い訳にはならないと強調。

 「完全に慣れるということは無理だろうけど、でも世界中から集まっているわけだし。これだけ湿度も高いとプレーは難しいところがあるけど、でもなんとかなるんじゃないかな」と述べ、「飛行機に座っていて窓から外を見た時、今までみたことの内容の光景が広がっていて、たくさんの新しい印象を受けているところだ。だから初戦への期待感やモチベーションが高まってくるものだよ」と語った。

 一方で先週土曜日に行われたホンジュラス代表とのテストマッチでは、人種差別的侮辱行為により、試合が終盤で途中放棄される事態へと発展をみせていたが、「でも僕たちチームの中では、もうほぼそれは問題ではなくなっているね」とシュタッハ。差別を受けたトルナリガは、チームメイトから「とても温かく支えられ」ており、「また話し合いはあったけど、今は100%ブラジル戦に集中しているところだよ」とシュタッハ。「今は、二次的なことに気を取られている場合ではないんだ」と言葉を続けた。
 


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