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2021年09月21日

ユーロ96優勝メンバーが、25年ぶり同窓会で再開

Germany
.ドイツ代表
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  1990年にワールドカップを制した当時のドイツ代表メンバーたちは、5年に1度のペースで集い親睦を深め、そして「ローマ時代」について懐かしむ時を過ごす。これはフランツ・ベッケンバウアー氏が優勝後に決めたものであり、それは30年が経過した今もなお、そのほとんどのメンバーが参加する恒例行事となっている。

 だがその6年後にユーロを制したメンバーが再集結するまでには、実に25年もの時を経て実現する運びとなった。ただこれは単に誰もこのことを深く考えていなかっただけに過ぎず、当時のベルティ・フォクツ監督が率先する形で、主将ユルゲン・クリンスマン氏らと共に、日曜と月曜の2日間に渡り23人中15人のメンバーが参加する催しが開催されている。

 ドイツ代表がユーロの頂点にまで行き着くその道のりでは、多くの挫折、とりわけ多くの負傷者に苦しめられることになる。ユルゲン・コラーは初戦のチェコ戦にて内側側副靭帯を断裂。フレディ・ボビッチは準々決勝のクロアチア戦で肩を脱臼。さらにシュテフェン・フロイントは準決勝のイングランド戦で十字靭帯を断裂しており、さらにシュテファン・ロイターとアンドレアス・メラーが、決勝戦において出場停止処分を受ける事態にまで発展してしまったのだ。

 今回スピーチに立ったクリンスマン氏は、「あのような困難が、我々に大きな影響を及ぼすことになった。あれほどの困難に見舞われても、我々は常にその答えをどうにかして見出していった」と回顧。「あのユーロは互いの仲間意識、断固たる決意、そしてチームを支えてくれる人たちのおかげの大会だった」と言葉を続けている。

 その決勝戦ではクリンスマン氏もまた、クロアチア戦にてふくらはぎへ筋損傷を抱え出場が大いに危ぶまれていたものの、医療スタッフによる懸命の治療の甲斐があって、試合開始直前にゴーサイン。決勝の舞台へと立った。ただこの日の主役はなんといっても、オリヴァー・ビアホフ。まだ代表デビュー間もない若者を、1点追いかける決勝の舞台でメメト・ショルと入れ替えるという、「フォクツ監督は実に見事な英断を下すのだけれど、でもあの時は誰も理解できなかった」とコメント。

 だがその結果は、投入からわずか4分後に同点弾。さらに延長戦開始数分後には、その当時のゴールデンゴールによる決勝弾で、見事優勝の立役者に。そんな昔話に花を咲かせながら、カリフォルニアよりかけつけたクリンスマン氏は「最低でも、5年に1度は再開するようにしていかないとね」と語った。なお今回は先日にトルコ代表監督就任が発表されたシュテファン・クンツ氏、オリヴァー・カーン氏、ディーター・エリッツ氏、クリスチャン・ツィーゲ氏、マリオ・バスラー氏、レネ・シュナイダー氏、メメト・ショル氏らが不参加となっている。。
 


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