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2021年10月03日

ドイツ復活めざすフリック監督、協会とクラブの連携強化を強調

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 月曜発売のkickerでは、この夏よりドイツ代表へと就任した、ハンジ・フリック監督とのインタビュー記事を掲載。ドイツ代表SD時代にはブラジルW杯制覇、そしてバイエルン時代の1年半では7つのタイトルを獲得した経験ももつ同氏は、「私は協会とクラブが互いのために行動することを希望している」と強調。「この国ではいまだ互いのことを指差す場面が多すぎるように思う。ここはクラブであそこは協会というような考え方を、一緒に力を合わせて壊していきたい。我々が求めていることは、よりよい相互作用効果であり、建設的な協力なのだ」と言葉を続けた。

 それは自身も既に体現していることであり、以前よりも積極的にクラブとの連携をはかっているフリック監督は、たとえば9月の代表戦機関で早めにバクーをクラブに戻した理由について言及。「バクーについてファン・ボメル監督やシェファーSDと話し合い、遠征に帯同しない方が余計な移動を避けられクラブで練習を行えるため、クレバーな判断だと考えたんだ。これらはしっかりと伝わっていることだよ」と説明している。

 また人事面については、GKの問題について既に「ノイアーが、テルー=シュテーゲン、レノ、トラップの前にいることを選手たちに明確に伝え、自身の立場を理解できるようにしている」とコメント。さらに復帰も噂されたマリオ・ゲッツェが置かれた立場についても、高く評価はしているが「彼のポジションはむしろ人材過多だ」と代表復帰が困難との考えを示した。特にフリック監督はドイツ代表の人材面には「自信」をもっており、「例えばハヴェルツは複数でプレーできるし、ロイスやミュラーも同様。ムシアラもボランチでだってプレーできる」ことを挙げながら、さらにサネがみせる最近の好調ぶりにも「スイッチが入ったようだね」と目を細める。

 さらに今後のドイツ代表が歩む道の指針の1つとして、先日のアルメニア代表戦での快勝劇を挙げつつ、「仕掛けるチャンスがあれば仕掛けていく」という姿勢をもつことの重要性を強調。その視線の先にある目標は非常に明確で「かつてのようにまた頂点に立ちたい」と宣言した。確かに以前には主将にノイアーがカタールW杯優勝を目標に掲げたが、フリック監督は自身の経験から「2019年11月時点で、その年にバイエルンがチャンピオンズリーグを制するなど、誰も思わなかっただろう」と付け加えている。
 


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