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2021年10月07日

フリック監督から恩恵を受けた、ティモ・ヴェルナー

Germany
.ドイツ代表
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 このたびチェルシーFCの公式TVでは、2020年夏にティモ・ヴェルナーが加入して以来、なんど16ゴールもVARによって取り消されていたことを発表。その大半はオフサイドによるものではあるのだが、仮にその半分でも得点に換算されていれば、今のヴェルナーの立場はどうなっていたのか誰もが考えることだろう。それは選手本人にとっても同じことだ。

 水曜日に行われたメディアとの質疑応答の中で、同選手は「そういう不運もあって」自分になかなか自信を持てなかったことを吐露。だがそれはもう過去の話となっており、今は前向きに考えられるようになっているという。それにはハンジ・フリック新代表監督の存在が大きいようだ。しばしばピッチ脇で意見交換している姿が見受けられるが、「例えばボールをオープンにした時や、ゴールに背を向けた時など、特定の状況においてどういうプレーするか、などについてね」と明かしたヴェルナーは、こういった会話がプレーのみならず「自分が重要に思ってもらえている」という自信の面でもプラスに働いているという。

 そんなフリック監督との共闘が始まった今年9月の代表戦では、ヴェルナーはさっそく得点を積み重ねていくなど、「リラックスさ」を手に入れたと語る。それを所属するチェルシーへと持ち帰り、「スムーズに事が運んだ」結果、サウサンプトン戦では今季初得点をマークすることができた。以前は失敗に意識がいっていたものの、今は成功に目を向けるようにしていると良い、「確かにストライカーとして悔しさを感じる場面はあるけど、それをいつまでもひきづるのは間違ったアプローチだ」と、ヴェルナー。

 さらにフリック監督体制となってから、役割分担が明確に行われていることもプラスに働いているようで、左にリロイ・サネ、右にセルゲ・ニャブリ、自身は中央に配置されるという布陣に、「それぞれは自分の得意とするポジションでプレーできるようになったと思うし、それぞれに役割を明確にして理解できているということは、プレー自体に対しても好影響を与えるものだと思うよ」とコメント。また守備面においても集中的なプレス、高い良い位置からの仕掛け、素早いカウンターといったその方向性が、自身も含めた攻撃陣にマッチしているとの考えも示した。「だから今は、きっとうまくいくと思うよ」
  


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