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2021年12月28日

今夏の移籍市場を席巻したパリSG、今冬は大売り出し?

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 この夏の移籍市場を席巻したパリ・サンジェルマンではリオネル・メッシをはじめとして、アクラフ・ハキミ、ジャンルイジ・ドンナルンマ、セルヒオ・ラモス、ジョルジニオ・ワイナルドゥムらの獲得へ、多額の移籍金とサラリーの支払いを行うことにもなったが、フランスのレ・キップによれば慢性的な財政赤字の増加に伴い、今季終了となる2022年6月末日までに少なくとも、1億ユーロを手にする必要があるという。

 そのため選手の入れ替わりが推し進められることとなり、その最初の動きがもう間近のところにまで迫っているようだ。ラジオ・マルカによればレアル・ソシエダのラフィーニャが、今季いっぱいまでのレンタルという形でパリ・サンジェルマン移籍の流れにあり、一方でレ・キップは今冬のパリSGからの売却候補としてセルヒオ・リコ、ライヴィン・クルザワ、そしてユリアン・ドラクスラーらの移籍で資金を確保したい考えの模様。ドラクスラーについては移籍金2000万ユーロが見積もられているという。

 また同じくブンデスリーガでの出場経験があるティロ・ケーラーや、アブドゥ・ディアロらについても退団の可能性が指摘されているところであり、レ・キップによれば両者ともに移籍金2500万ユーロとも見積もられていることから、どちらかと言えばドラクスラーよりも実現の可能性が高いようだ。イタリアのメディアによると、シェアーが長期離脱となったACミランがディアロに関心を抱いているとのこと。

 なお確かに最も高額な移籍金が見込めるであろうマウロ・イカルディについては、買い手を見出すことにもさほど苦労はしないだろうが、ただ獲得時に支払った5000万ユーロよりは大きく譲歩しなくてはならないはず。だがそもそも本当にパリ・サンジェルマンが選手の売却によって、1億ユーロの算出を果たさなくてはならない事態にまで陥るのかという疑問は残る。

 これまで移籍の局面においては、投資家であるQSIが財布の紐を緩めてきており、また資金不足を補うために再び、カタールからの資金流入の可能性も、決して否定できるものではないだろう。 


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