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2016年12月10日

オーバメヤンとヴァイグルのレアル移籍に立ちはだかる課題

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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水曜日に行われたレアル・マドリード戦では、敵地で2点差を追いかける苦しい展開から、最終的に追いつきグループリーグ首位通過を決めてみせたボルシア・ドルトムント。

その中でも特に貢献した選手の一人が、この日1得点1アシストの活躍を見せたピエル=エメリク・オーバメヤンだ。同選手にはこれまで、レアル・マドリードからの関心が伝えられており、ともに試合を観戦しドルトムントのヴァツケCEOと数年来のつきあいがあるペレス会長は、いかにオーバメヤンのことを気に入っているのかを語っていたのかもしれない。

確かにオーバメヤンも自身の祖父がレアル移籍を切望していたことを明かしており、この日はレアルのファンに強烈な印象を残すことになったのだが、しかしレアル移籍への話し合いがそう簡単にいかない理由が二つある。

1つ目はレアル・マドリードは「違法な取引によって未成年の選手を獲得した」により、FIFAから2018年1月まで選手の獲得が禁止されているためだ。

さらにレアルではロナウド、ベンゼマ、ベイルに加え、モラタ、バスケツなど贅沢なFW陣がそろっており、激しい定位置争いを強いられることになる。

また同じくレアルからの繋がりが伝えられたドイツ代表ユリアン・ヴァイグルも、トゥヘル監督から「追いつくのに大きな要因となった選手だ」と賛辞を受けるなど、正確なパスと対人戦での奮闘などで活躍を見せた。

ただしトゥヘル監督は、「最初の30分はらしくないミスをしており、レアルでやっていくための準備はできてない。CL2シーズン目だし、もっとこういう戦いを経験して成長しないと。そのレベルには達する選手だろうけどね」と、まだレアル移籍は時期尚早との考えを示しており、一方のヴァイグルも「はじめてベルナベウでプレーするっていう感じに見えたでしょ?2つの不安定なプレーをみせてしまったし、雰囲気なれないといけなかったね」とコメント。

移籍については、契約を2019年まで残す「ドルトムントでハッピーだ」と強調したが、昨年までは2部でプレーしながらも、1年でレアル以外にも複数のトップクラブからの関心が寄せられるまで飛躍を果たした若きボランチは「将来のことはどうなるかはわからないよ」とも言葉を続けている。


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