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2017年08月30日

『トルコのメッシ』モアが、セルタ・デ・ビーゴ移籍

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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ウスマン・デンベレの移籍騒動の裏で、二転三転したエムレ・モアの移籍劇にも遂に終止符が打たれることになった。昨日にこれまで自身が身につけていた背番号「9」が、新加入のヤルモレンコへと渡ったことが発表された同選手だが、火曜夕方にドルトムントはトルコ代表MFの「希望により」、セルタ・デ・ビーゴへと移籍することを発表している。

伝えられるところでは移籍金は1300万ユーロで、契約期間は5年。昨夏に移籍金950万ユーロでノアシェランから獲得した際には、「非常に大きなポテンシャルをもった」若き才能への獲得に喜びをみせていたクラブ首脳陣だったが、それをコンスタントに発揮できず、わずか1年でその考えを改める結果となってしまった。

デビュー戦でいきなりゴールを決めるという、華々しいスタートを切った左利きの攻撃的MFだったが、3月にはトゥヘル前監督から「プロになるという意味を理解しなくては」と苦言を呈され、さらにその後に就任したボシュ監督の下で改善の兆しをみせられずに今回の判断へと至っている。

テクニックには天賦の才をもち、わずか1回のフェイントで相手を置き去りにする能力をももつエムレ・モア。しかしデンマークに生まれ、トルコ代表経験もある169cmの20歳だが、ワンマンプレーでの才能はありながらも、観察眼にはまだ乏しく、パスの出しどきやシュートのタイミングは、昨季にもかなり多くのミスが見受けられた。

そこで同選手はイタリアに新天地を模索し、当初はフィオレンティーナ、さらには一時インテル入り間近とも伝えられていたものの最終的には破談。その後に代理人をチャルハノールと同じ人物に変えた際にはACミランの名前もメディアではあがったが、最終的にはセルタ・デ・ビーゴへと向かう決断を下している。今季は得失点3:5、2連敗スタートとなった同クラブとしては、モアにこの改善を期待しているところだ。


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