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2018年04月27日

シュテーガー監督の思い切った選手起用に、理解を示すツォルクSD

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ゴンザロ・カストロマリオ・ゲッツェヌリ・シャヒンマルセル・シュメルツァ。これまでペーター・シュテーガー監督から厳しい判断を下されてきた選手たちのリストだ。指揮官が敢えてこういった決断を断行できるその背景にあるのは、すでに今季いっぱいでチームを去るということが念頭にあるためであろうか?しかしスポーツディレクターを務めるミヒャエル・ツォルク氏は、それとは異なる考えを示した。

シャルケとのレヴィアダービー敗戦後、シュテーガー監督は主将シュメルツァをメンバーから外す決断を下した。その2週間前にはゴンザロ・カストロが、バイエルン戦でみせた不甲斐ないプレーの高い代償を支払う結果となっている。それ以降、カストロは1分たりともプレーチャンスを手にしていないのだ。さらにマリオ・ゲッツェについても、ベンチを暖める姿をみせていたのだが、ただし週末のレヴァークーゼン戦では見事なパフォーマンスをみせアピールに成功している。

なぜシュテーガー監督がこういった厳しい決断を敢えて下しているのか。それは自身が今季いっぱいで退任するということを念頭に入れた結果生じたものなのか。確かにクラブとの契約は、今季いっぱいまでという現実がある。しかしそれでもミヒャエル・ツォルクSDは、あくまでパフォーマンス面を評価した結果の判断だとの見方を示した。「今は、彼には他のオプションもでてきたということだよ」

相次ぐ負傷者に悩まされてきたボルシア・ドルトムントだったが、いくつかのポジションを除き、いまは光明がさしてきている。シュテーガー監督には新たなオプションが続々と増してきているところであり、1つのポジションを1人の選手でこだわる必要性が薄れてきた。「それにね、」と言葉を続けたツォルク氏は、「シュテーガー監督もまた、チームをよりよく知ってきたということもあるんだよ」とコメント。実際に週末のレヴァークーゼン戦では、センターバックを本職とするマヌエル・アカンジを、左サイドバックとして先発起用。そこは長年にわたり、主将マルセル・シュメルツァの独壇場となっていたポジションだ。

そんなシュテーガー監督の采配について、ツォルクSDもバックアップの姿勢を「当然のこと」としてみせており、「今はなによりも、チャンピオンズリーグ出場権獲得だけが重要なんだ」とした上で、今は選手個人のことは二の次という考えを改めて強調している。


 


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