2018年06月01日
ドルトムント立直しの鍵となるか?ケール氏が新役職で仕事はじめ
ブンデスリーガにおける新たなシーズンは、7月1日より幕が開けることになるのだが、それよりも1ヶ月早い6月1日から、新しい職場で新しい任務に就く人物がいる。かつてキャプテンとしてチームを牽引してきた元ドイツ代表MFセバスチャン・ケールだ。
ドルトムントにおいて2002年から2015年にわたり、公式戦363試合に出場し22得点をマークしてきたケールは、金曜日からは正式にボルシア・ドルトムントにて、新たに創設されたプロ選手部門を統括する立場となり、実質的にはすでに数週間前から職務に携わってきた。
これまでドルトムントでは緑の芝の上が職務の場だったのだが、現役引退後は2年半に渡りUEFAによるマネージメント資格やコーチングライセンスなど取得を経てこれから迎える新たなオフィスの場も、まさに仕事内容を形容したところに設置されている。
1つ目のオフィスはスポーツディレクターであるミヒャエル・ツォルク氏にほど近く、そしてもう1つのオフィスはドルトムントの練習場に。つまりこれからケール氏は、クラブのマネージメントと選手との間の架け橋を担っていくということだ。
なおドルトムントはケール氏の復帰と同時に、マティアス・ザマー氏を外部からのアドバイザーとして迎え入れており、今季は4位と失意のシーズンに終わった状況から、厳しい分析を求める考えをハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは示した。
数週間前からヴァツケ氏、ツォルク氏、そしてザマー氏とともに、4人での話し合いを行っている、ドルトムントのDNAを受け継ぐケール氏は、「私の目的としては、チームとチームを取り巻く環境を、また成功を収められるような取り組みができるように、プレーができるようにしていくことにある」と、kickerに対して説明。「ワクワクするような仕事に身を投じるという思いだ」と語っている。
特に同じく元主将のヌリ・シャヒンが「ロッカールームで大きな問題を抱えていた」と漏らしていたことからも、その熱い情熱はケール氏の職務においてまさに求められているものだろう。加えて規律面という部分では、もはやドルトムントにおいて長所とはいえないものへと転じてしまった。
ツォルク氏は「選手とコーチ陣、医療スタッフや、フィジオ、フィットネスコーチらの橋渡し役となる。基本的にはマティアス・ザマー氏がバイエルン・ミュンヘンで行っていたことと、同じような役割を担っていくんだ」と説明。
ザマー氏は2012年から2016年に渡ってバイエルン・ミュンヘンのスポーツディレクターを務めており、当時はドルトムントもそれに迫る勢いを見せていたのだが、その期間で両者の間には再び大きな溝が開けられることとなり、その期間でバイエルンはリーグ戦4連覇、国内カップ戦3勝、チャンピオンズリーグ優勝など、輝かしい成績を収めている。
そんなザマー氏が、ドルトムントのアドバイザーという立場で加わっていることは、これから新たな職務につくケール氏にとっても決して悪いことなどではないだろう。いかにしてその立場から、チームを成功に導くことができるのか。それを熟知した人物だ。
そしてもしもそれをボルシア・ドルトムントが実際に実現させることができるならば、今回ケール氏を復帰させたということは、まさに大当たりの復帰ということで振り返ることになるだろう。
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