2018年06月25日
マルコ・ロイス、ドルトムントで見せた奇跡の再現を期待
2018年は、マルコ・ロイスにとってこれまでとは大きく状況が異なるものだ。負傷によりワールドカップ、そしてユーロでもいまだ参加さえできなかった29歳の攻撃的MFだが、いまは体調面で問題がないばかりでなく、ドイツ中からの期待を一身に背負う存在にもなっている。だがそんな巨大なプレッシャーにも、ロイスは決して押しつぶされるようなことはない。W杯デビュー戦となったメキシコ代表戦では、途中出場からこの日ドイツ代表の中ではベストのパフォーマンスを披露。続くW杯初先発となったスウェーデン代表戦では、値千金の同点ゴールを決めたばかりでなく、終了間際にトニ・クロースが決めた劇的逆転弾の場面にもロイスの姿は見受けられている。
ただその一方でドイツ代表全体を見回してみると、活躍の場面というものは非常に限られたものでしかない。スウェーデン代表戦においても後半から、グループリーグ敗退が迫る危機的状況のなかでレーヴ監督はさらにオフェンシブに舵をとり、ワールドカップ初参戦のロイス、ヴェルナー、ブラントらフレッシュな力の支えもあって、パフォーマンスを向上させることに成功したのだ。
そのためこの2試合を見る限りでは、連覇というミッション達成に対する懐疑的な見方は決して払拭できたわけではない。当然ロイスもまた、ドイツ代表にはまだ不足している部分があると考えている。だがそれと同時に、スウェーデン戦の土壇場でみせたミラクルが、チームに大きな影響を与える可能性も感じているところだ。「ドルトムントの時に、マラガ戦で土曜日と同じような状況におかれたことがあったんだ」と振り返ったロイス。その試合でのロスタイム3分で、ドルトムントは2得点をあげ、不可能とみられた準決勝進出への扉をこじ開けてみせたのである。そしてその勢いは、つづくレアル・マドリード戦撃破へと続き、2013年に行われたバイエルンとの、ドイツ勢によるCL決勝へとつながるのである。
「スウェーデン戦での勝利が、僕たちに刺激をもたらしてくれることを期待しているよ」とロイス。ドイツ代表全体には、連覇に対する期待感からあまりに大きな重圧がのしかかり、それが選手たちの重いプレーへと繋がったのかもしれない。「韓国戦で安堵する結果となって、その試合からさらに自信を得る結果となれば、それはとても重要なファクターの1つとなることだろう」そう語るロイスは、おそらくは水曜日のその試合でもスターティングメンバーに名を連ねることだろう。そしてそこで前向きに、リラックスした、まさにチームに求められているパフォーマンスを再び示してくれるはずだ。
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