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2018年08月28日

香川らベンチ外、ドルトムントの定位置争いにケール氏「監督はタフな決断を求められる」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 週末に行われたブンデス開幕戦では4−1と勝利をおさめ、現時点では首位に立ったボルシア・ドルトムント。しかしながら今季から選手部長としてドルトムント首脳陣へと入閣しているセバスチャン・ケール氏は「誤解をすべきではない」と釘を刺し、「他クラブへの何かのシグナルになると考えるには時期尚早だよ」と言葉を続けた。

 ドルトムント首脳陣は今回の開幕戦での勝利について、決して雰囲気に流されることなく客観的にみており「すべてがうまくいったわけではない。それはわかっている。まだまだ課題はある」とコメント。

 特に今回の試合では効率的に加点する姿をみせていたが、その1週間前に行われたドイツ杯初戦2部フュルト戦では、ドルトムントは延長ロスタイムの末に勝利を掴んでおり、守備面に関しても批判の声が寄せられているところだった。

 「開始から20分に関しては、我々はまったく試合に入れていなかった。ライプツィヒに少し面食らっていたところがあったよ」と同氏。ハーフタイムまででドルトムントが抱えていた問題点は、特に右サイドにおける守備面にあり、ベテランのピシュチェクが、若手プリシッチの分まで守備に終われる結果に。「それでかなり荒れた試合になってしまったね」

 ただその試合でチームの救いとなったのが、2度のセットプレーである。確かにサビッツァのオウンゴールに救われたところはあったが、これによりドルトムントは2点目、そして3点目を挙げて前半を折り返しており、新監督の下でのセットプレーの練習の成果がでたことに「しっかりと練習をおこなっているし、いくつかのバリエーションも手にしている」とケール氏は説明。

 なお月曜朝に行われた練習では、この日にベンチに入っていたマリオ・ゲッツェ、ラファエル・ゲレイロ、ジェイドン・サンチョ、アクラフ・ハキミら錚々たる顔ぶれが見受けられており、さらにこの試合ではヌリ・シャヒン、香川真司、エメル・トプラク、ジェレミー・トルヤン、ユリアン・ヴァイグル(負傷の影響も有)らがメンバー外になるなど、総勢29名によるサバイバルの激しさが見て取れると言えるだろう。

 ケール氏は、「監督はタフな決断を下さなくてはならない」と述べ、「これは1つのチャレンジであり、うまく対応していくためのものだ」との考えを示した。
 


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