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2018年10月04日

ドルトムントの絶好調男ブルーン・ラーセン「違いを作り出したい」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 開幕から先週まで、ボルシア・ドルトムントでは昨シーズンから続く決定力不足を露呈する戦いを続けていたのだが、しかし先週のニュルンベルク戦での大勝を皮切りに、つづくレヴァークーゼン戦では後半だけで4得点を挙げ2点差をひっくり返し快勝。そしてその勢いはチャンピオンズリーグの舞台でも止まることはなく、仏1部ASモナコを相手に、3−0で勝利を収めた。

 特にルシアン・ファヴレ監督が試合全体を振り返った際に、「かなりよくなっていた」と振り返ったのが、同点で折り返した後半での選手たちの戦いぶりである。プレスがボール奪取という点で明らかな改善が見られており、「我慢し続けることができていた、それは非常に重要なことだ」と賛辞をおくっている。

 なかでもこの試合で再びファヴレ采配が光ったのが、ジョーカーの起用だ。これまでブンデスリーガではアルカセルが3得点、サンチョとヴァイグルがそれぞれに1得点と、ベンチプレイヤーが6試合で5得点をあげているのだが、この日がCLデビューとなったヤコブ・ブルーン・ラーセンが投入からわずか6分後に先制弾。さらに終了間際の3得点目でもアシストを決めており、サンチョら若い力が、グループリーグ突破に大きく前進する勝ち点3確保に貢献した。

 「本当にあっという間で、とにかく試合に入っていかないといけなかった」と、デビュー戦での途中出場について振り返ったブルーン・ラーセンは「監督からは戦術的な指示を受けて入った」と明かし、「自信を胸にピッチに入ったよ。それはうまくいったね」と、CL初得点を挙げ笑顔を浮かべている。「とにかく僕は違いを生み出す、そういう存在になりたいんだ。とにかく嬉しいよ」

 ただこの試合で1つ気になった点をあげるとするならば、後半69分のPKの場面についてだ。ペナルティ・エリアに倒されたロイスに対して、パコ・アルカセルが自らPKを蹴りたいと主張。「本来ならロイスが蹴るべき」(ファヴレ監督)だったが、「いい感覚を覚えた」という主将ロイスはアルカセルへと譲渡。だがシュートはバーに阻まれ失敗に終わり、試合は1点差のまま継続していくことになる。

 だがその数分後には、今度はロイスのアシストによって、アルカセルが汚名返上となるゴールを決めており、「あの方がPKの時よりよっぽど難しかったけどね」と笑顔でロイス。そして「まだ時間が必要だし、次の代表戦期間後に体調が万全になれば、もっと楽しみになってくるさ」と期待感を示した。
 


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