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2018年10月09日

狙いを定め確実に仕留める:ファヴレサッカーの真髄

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 今シーズンのボルシア・ドルトムントはこれまで、リーグ戦7試合で23得点をマーク。これは1試合平均3.28点の割合で得点を重ねている計算だ。特に目を引くのが、決定機における成功率でありブンデスリーガトップに相当する46%をマーク。2位にはアイントラハト・フランクフルトが続くものの、総得点は12とおよそ半分の数でしかない。

 一方でもっとも多くの決定機を作り出しているのはバイエルン・ミュンヘンで55、それに続くのがRBライプツィヒの54となるのだが(ドルトムントは50)、成功率となるとライプツィヒは29.6%。バイエルンに至っては21.8%という結果となっている。

 特に目を引くのはそれだけではない。単純にシュート数で比較しても、ドルトムントは今シーズン合計92回シュートを放っており、これはリーグ全体でみて9番目に相当する数なのだ。にもかかわらず、そのうちの4分の1で得点に結びつけていることも特筆すべき点であろう。

 確かにたった7試合だけという見方もあるだろう。しかし確実に仕留められるときに、しっかりとシュートを放つというのは、グラードバッハ時代にもルシアン・ファヴレ監督が見せていた戦い方でもあるのだ。

 2013/14シーズンではリーグ戦12位にとどまったものの決定率は全体で3番目、その翌シーズンはリーグ戦9位となったが、やはり決定力は全体で4番目。いずれもシュート総数はリーグ全体中盤付近だったのである。

 ビルドアップでは我慢に我慢を重ねていくということ。それこそがまさに、ファヴレサッカーの真髄なのだ。
 


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