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2018年10月18日

シュトゥットガルト、ブルーン・ラーセン獲得にクラブ史上最高額を提示

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 およそ125分間。それが昨シーズンにヤコブ・ブルーン・ラーセンがレンタル先のVfBシュトゥットガルトにてプレーした総時間数だ。第5節のハンブルク戦で終盤から初出場したのを最後に、前半戦では出場機会をえられなかった同選手は、第20節のシャルケ戦にて右サイドバックとして先発出場。しかしPK献上となるファウルをおかすなど、kicker採点5の低調なパフォーマンスで前半のうちに交代を告げられた。

 そしてその試合を最後に、ブルーン・ラーセンの支持者であった元ドルトムントのユース監督、ハネス・ヴォルフ氏がクラブを後にし、その後に就任したタイフン・コルクート監督はベテラン選手を重用。ブルーン・ラーセンはわずか3試合の途中出場を経て、レンタル元のドルトムントへと復帰している。

 ここまで考えれば、この道のりは至って普通の流れのように見受けられるのだが、しかしながらマネージャーのミヒャエル・レシュケ氏はむしろ、ブルーン・ラーセンの残留を目指していたことを明かしており、「本当にいい選手だと思うよ。インテリジェントで、卓越したクオリティを持っている。楽しませてくれる選手だ」とコメント。

 さらに同氏は大衆紙ビルトに対して、「我々はドルトムントに対してクラブ史上最高額を提示する用意があった、移籍金として1200万ユーロを提示していたんだ。しかしミヒャエル・ツォルクSDの中には、まったく話し合いの余地などなかったよ。売却は彼らの頭にはまったくなかったんだ」と明かしている。

 その後復帰を果たした今夏のトレーニングキャンプでは、20才の若きデンマーク代表MFはドルトムントのウィナーに数えられる活躍を披露、一躍開幕スタメンも視野に入れる飛躍をみせていたものの、足に負傷を抱えてしばらくの間離脱。復帰以降も好調さをキープし、ここまでリーグ戦4試合で2得点、チャンピオンズリーグでも1得点をマークしているところだ。おそらくは古巣シュトゥットガルト戦でも、同選手は4試合連続でスタメンに名を連ねていることだろう。

 
2007年優勝以降、16人目となる新指揮官の初陣

 またこの試合は先日就任したマルクス・ヴァインツィール監督にとっては、一昨季かぎりで退任したFCシャルケ04時代以来となるブンデスの舞台での戦いでもある。そもそも現在最下位に転じ、さらには2007年にリーグ制覇を成し遂げて以降、16人目の監督交代劇を演じているクラブへの就任に抵抗はなかったのだろうか?

 「そうれもまぁ、ビジネスの一環さ。結果が全ての世界だからね」と43才の指揮官はコメント。「まったくそういったことへの恐れを感じたということはなかったね。この話を頂いてすぐに喜びを感じたくらいさ。特にここのスタジアム、そしてファン。以前にもここで戦ってそれらを目にしてきた。まぁ、アウグスブルク時代にここで好成績をおさめていたことも良い記憶として残っているのかもしれないがね」と言葉を続けた。
 


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