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2018年11月30日

香川と移籍について「話し合い答えをみつける」とツォルクSD。その「答え」とは?

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 独誌シュポルト・ビルトは、ミヒャエル・ツォルクが香川真司について、「前半戦が終了したのちに、我々は彼との話し合いを行う。不満を感じているのは当然のことだ」とコメントしたと掲載。

 「むしろ当然のことであり、そうじゃない方がマズいだろうね」と言葉を続け、「解決策を見出したい」とも発言。そこで同誌は”好条件のオファーが届けば、移籍に障害を設けることはない”との見方を示している。

 だがそもそも香川真司スペインへの希望は、この夏からすでにメディアでは伝えられていたことであり、先日日刊スポーツに対してW杯でスペイン移籍の想いが強まっていたことを、香川本人が認める発言を行なった。

 一方でドルトムントでは、ファヴレ新体制での巻き返しに向けて今夏は、例年にないほど意欲的に補強を敢行しており、そのため香川に対しては開幕前からすでに”構想外”扱いとして、同時に有力な移籍先候補としてセビージャが浮上。

 そしてドルトムントは、同じくメンバー外となっていた”功労者”のヌリ・シャヒンを無償という形でブレーメン移籍を容認したものの、香川真司については移籍期日二日前になっても、具体的なオファー届いていないとツォルクSDが語っており、最終的には残留。そのまま構想外の状況がつづいている。

 なお移籍が成立せずに所属クラブが新戦力を補強し、役割を失う事態へ陥った日本代表選手の例としては、ヘルタからの契約延長オファーに断りを入れプレミア移籍が迫っていると見られていたものの、最終的にはオファーは届かず穴埋め役となったレッキーやラザロの獲得などで出場機会が激減した、原口元気があげられるだろう。

 最終的には原口は、半年後に出場機会を求めて当時ブンデス2部フォルトゥナ・デュッセルドルフへとレンタル移籍。そこでの活躍などもあり、今夏にはブンデスリーガのハノーファーへの移籍に成功した。

 シーズンの最中にある冬季の移籍市場は、夏季と比較して条件が厳しくなるが、果たして好条件でスペイン移籍の夢を叶えるのか、それとも原口と同様に半年間の実戦経験を経て来夏の移籍を待つか。

 最近ではブンデスからはシュトゥットガルトからの関心も伝えられており、仮に冬季の移籍を見送りシーズン終了までただ価値を下げていくことは、香川真司にとってもドルトムントにとっても、決して望ましい解決策とはいえない。
 


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