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2018年12月01日

攻撃に不安見えた新生ドルトムントに、立ちはだかる曲者フライブルク

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 週末に迎えるSCフライブルク戦でもまた、ボルシア・ドルトムントはその忍耐力を問われるような戦いが待っていることだろう。つまりは5人、時には6人を最終ラインに固め、ドルトムントのオフェンス陣へと相対してくる可能性があるということだ。ただ確かにここまでドルトムントはリーグ戦12試合で35得点を記録。1試合に換算すれば、平均約3得点を稼いでいる計算になる。

 だがその勢いも、11月に入って陰りが見えはじめてきた。確かにリーグ戦ではいまだ無敗を継続し、バイエルンとの頂上対決では3得点をあげて勝利を収めてはいるのだが、実は11月に入ってからの公式戦5試合での総得点は6。つまりバイエルン戦以外の4試合では3得点と、1試合平均1点も得られていないのである。

 なかでも特に気になるのは、ドルトムントのウィングのスコアリングポイントの落差。ここのところは相手もスペースをタイトに詰め、さらに深い位置へのパスコースを塞ぐなど対応をみせており、それを打開しようにも先日のブルージュとの痛み分け後にロイスが「プランB、Cが無い」と嘆いたように、その前のマインツ戦も含めて代案を見出すことはできていない。

 そのブルージュ戦で先発起用されたクリスチャン・プリシッチ(20)、今夏加入のアクラフ・ハキミ(20)、昨季はほぼ出場機会がなかった中でブレイクを果たしたジェイドン・サンチョ(18)も10月終わりを最後に、同様のヤコブ・ブルーン・ラーセン(20)に至っては10月はじめから、全員がスコアリングポイントはゼロのままとなっているのだ。

 ドルトムントに対して対戦相手は、複数のシステムを1試合の間で駆使しながらドルトムントに対峙していることを先日ファヴレ監督は指摘。そして今回の相手はその風貌と気性の激しさから『奇将』のイメージが強いが、実際はハインケス氏らから高い評価を受ける名将クリスチャン・シュトライヒ氏率いるSCフライブルク。今シーズンもすでに王者バイエルンと敵地で痛み分け、さらに今季2位と絶好調のグラードバッハからは勝利をもおさめているチームだ。

 ただドルトムントとフライブルクとの相性という点に目を向けると、最近10試合で合計27得点、34度の対決で無得点に終わったのはわずか2試合と、再びそのオフェンス力をみせるにはポジティブな数字が並んではいるが、果たしてこの1年の締めくくりとなる12月の5試合のうちの初戦、曲者フライブルク戦で、ドルトムントは相手に攻略法を露呈してしまうことになるのか。それとも再び勢いに乗って押し切るのか。注目のキックオフは本日土曜日の夜23時半からだ。

【ドルトムントの先発予想】ビュルキ – ピシュチェク, アカンジ, ディアロ, ハキミ – ヴィツェル, デラニー – C.プリシッチ, ロイス, サンチョ – アルカセル

【フライブルクの先発予想】シュヴォロウ – グルデ, R.コッホ, ハインツ – P.シュテンツェル, ハベラー, ゴンドルフ, C.ギュンター – ヘーラー, ヴァルトシュミット – ペテルセン
 


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