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2019年05月15日

ファヴレ監督、不安定さから魅力的なサッカーを封印

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 土曜日に行われたフォルトゥナ・デュッセルドルフ戦では、3−2と勝利をおさめて首位バイエルンとの差を2にまで縮めたたボルシア・ドルトムント。試合後、ルシアン・ファヴレ監督は「無駄なロストをおかさないため」に、あえてドルトムントの魅力的なサッカーを封印して臨んだことを明らかにした。

 確かにドルトムントはここまで勝ち点73を積み重ね、最終節で逆転優勝の望みをつなぐ戦いを見せている。しかし前半戦と後半戦では、全く異なる戦いをみせていることもまた事実だ。前半戦では最多を誇った得点数が4番目に下がったことも1つではあるが、何よりも2番目の少なさを誇った失点数が1.5倍増しとなって全体の9位タイ。最大勝ち点差9をひっくり返された大きな要因にもなっている。

 その理由について、ミヒャエル・ツォルクSDは負傷による離脱者の多さと、それに伴う選手の入れ替えにより不安定さが生じてしまったと分析。前節では守護神ビュルキが致命的なミスをおかし、リーグ優勝から大きく遠ざかる事態などもみてとれた。

 そのため最終決戦となる古巣ボルシア・メンヒェングラードバッハ戦に向けて、ファヴレ監督が制御したオフェンスを展開することに異論を唱えるものはいないだろう。ただ同じく古巣戦となるマルコ・ロイス、そしてジェイドン・サンチョもこの試合から復帰が見込まれていることからも、デュッセルドルフ戦よりはスピード感のある試合展開にはなるはずだ。


 若手主体のドルトムントにあって、これまで数々のタイトルを獲得してきたマリオ・ゲッツェは「今の状況は特殊なものだ」とコメント、「僕たちはこの試合を切り離して考えなくてはいけない。過去がどうだとか、そういったことは関係ないんだ。まだ試合が1つ残されているということ。そして全力を尽くさなくてはならないということ。それからどうなるか、見ていくことになるよ」と述べ、「まだ可能性は残されているんだ」と語った。
 


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