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2019年08月09日

思いやりと誇りを胸に、日本人・香川真司が下部チームで調整

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 この夏これまで総額1億8000万ユーロを投じて補強を行った、ボルシア・ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSD。しかしまだ仕事は終わってはいない。マキシミリアン・フィリップについてはディナモ・モスクワとの具体的な話し合いが行われ、エメル・トプラクに関してはブレーメンへと移籍する可能性も出て来た。

 そして香川真司は?ルシアン・ファヴレ監督の構想から外れて久しい30歳の攻撃的MFは、現在は新天地を模索しているところであり、できればスペインへの移籍を希望。しかしまだ見出せない日々が続いている。

 地元紙ルール・ナハリヒテンが木曜日に伝えた写真では、U23にて笑顔を浮かべ練習に勤しむ香川の姿が見受けられたが、ただ本来なら笑顔を浮かべるような状況ではないだろう。半年に渡ってトルコのベシクタシュへとレンタル移籍していた香川には、豪華な中盤が揃うドルトムントでの定位置争いへの将来性は見出せないところであり、契約は今季いっぱいまでとなっている。

 ボルシア・ドルトムントで合計6年半過ごし、功労者の一人と評される日本代表については、ツォルクSDは「特別扱い」としてスイスのバート・ラガツへのキャンプ参加を打診。しかしながらこれを香川の方が拒否した。

 なぜならば、チームを邪魔するようなことを、香川はしたくはなかったから。日本人というのはしっかりとプランを立て、思いやりと誇りをもっているものなのだ。ツォルクSDは「皆にとって、いい解決策を見出せるように願っている」と、語った。
 


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