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2019年08月10日

先制弾決めたマルコ・ロイス「ブンデスなら認められていない」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 シュート数比較は27vs7、ボール支配率は74%にも上り、そのなかでパス成功率は92%を記録。金曜夜に行われたドイツ杯初戦でボルシア・ドルトムントは、3部ユルディンゲンを相手に見事なスタッツを記録。勝利にふさわしかったことへ疑問の余地はないだろう。それは相手指揮官ハイコ・フォーゲル氏も試合後に認めるところではあるが、ただそれでも後半開始早々に先制点をゆるしていなければ、もっとドルトムントを苦しめることができただろうとの見方も示している。

 その先制ゴールを決めたマルコ・ロイスは、試合後に「試合中には気づかなかったんだ」と、その得点シーンについてコメント。マヌエル・アカンジから縦からのフィードをPA内にいたロイスが、相手DFと競り勝ちボレーでゴール。しかしながらその前では、無意識で腕にボールに当たった上での得点となっていた。「確かに腕でボールを受けているね」とロイス自身もこの場面について認め、「ブンデスリーガなら、これは認められなかっただろう。」との考えも示した。

 確かにこの場面では、主審のサシャ・シュテーゲマン氏ら審判団が気づかずゴールとなったが、仮にブンデスリーガの試合であればビデオ判定審判員が介入することになり、ドイツ杯でもビデオ判定審判員は採用されてはいるものの、それはベスト16以降からのこと。「僕たちにとってはツイていたし、ユルディンゲンにとっては不運なことだった」と、ロイスは述べている。

ケヴィン・グロスクロイツ「僕もドルトムントファンの一人」


 それでも逆に敗戦を喫した、ユルディンゲンのケヴィン・グロスクロイツは、「ここでみせた僕たちのパフォーマンスは、誇りに思えるものだったと思う」と胸を張り、「見事に対抗してみせていたと思う。闘争心と精力性をみせた、最高のパフォーマンスだった」とコメント。

 生粋のドルトムンターとしてボルシア・ドルトムントで育ち、ドイツ代表にも飛躍した31才は、その古巣を相手にあわや先制点という窮地を救うなど、懸命に走り、タックルし、空中戦に臨むなど奮闘。試合後には愛娘とともにドルトムントのファン側も訪れ、盛大にファンからも迎え入れられていた。「これは決して忘れられないよ。ドルトムントファンみんなに感謝している。そして今もずっと、僕は彼らの一員でもあるんだ」
 


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