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2019年11月22日

昨季大きな飛躍見せたザガドゥ、なぜ今季は役割を得られないのか?

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 「間違いなく、ドルトムント行きを決断したことは正しかったね」空中戦やフィジカル面での強さ、そしてビルドアップにおける正確性をもった左利きのフランス人CBダン=アクセル・ザガドゥに対しては、ドルトムントのスカウト陣のみならず、マンチェスター・シティやライプツィヒなどからの関心も寄せられており、昨季の前半戦ではブンデスリーガベスト11にも選出される活躍を披露。

 第13節に負傷離脱を余儀なくされるまで、ザガドゥはCLでは3試合、ドイツ杯1試合、そして今季リーグ戦9試合目の出場を果たし、ここまで対人戦勝率71%、パス成功率88%、そしてkicker採点平均では2.81と好成績をマーク。チームの開幕13試合連続無敗記録にも大きく貢献していた。だが20才となったザガドゥが迎えた今季にドルトムントは、31才になるフメルスを移籍金3500万ユーロを投じて復帰させており、ここまでザガドゥはわずか4試合、うち3試合は途中出場で、2試合はロスタイムからの起用のみにとどまっているところだ。

 一体なぜ、ザガドゥはここまでの窮地に陥ってしまったのか?崩壊の時が始まったのは、4月6日に行われたバイエルン・ミュンヘン戦での大敗を受けてからだ(kicker採点6)。昨年2月に「ダンは大きな飛躍を遂げた」と語ったスイス人指揮官の賛辞には、今や虚しさを覚えることだろう。だがもう1つの疑問、一体なぜ、今シーズンkicker採点平均4.15と精彩を欠くシーズンを続けている、マヌエル・アカンジは起用され続けているのだろうか?先発した最近4試合でみれば、ヴォルフスブルク戦でのkicker採点3を除き、フライブルク戦でもグラードバッハ戦でも、そして大敗を喫した前節のバイエルン戦でも、スイス代表CBはkicker採点5以上という結果に終わっている。

 この状況からは確かに、それでもなお決して自身の不満を公には口外しない、ザガドゥの人間性の高さは見て撮る事ができる。かつてザガドゥはセンターバックとして「決して冷静さを失わないこと」を強調していた。しかしながら自身の将来を考えた場合、いつまで我慢をし続けることができるだろうか。ツォルクSDは特に今冬の移籍について言及はしていないが、それでもザガドゥの動向は注目されるところではあるはずだ。
 


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