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2019年12月11日

息を吹き返したドルトムント、フメルス「戦術変更が功を奏した」

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 サッカーの世界では時に、物事は急激な展開をみせることもある。それを今まさに体感しているクラブの1つが、ボルシア・ドルトムントだ。最下位パダーボルン戦で痛み分けを演じた際、大きな批判の声を受け、続くCLバルサ戦でも3失点では敗戦。グループリーグ敗退に大きく迫ることとなった。だがその後に行われたリーグ戦でドルトムントは連勝、さらにその得失点差は7:1と圧倒してのもの。

 その理由についてマッツ・フメルスは、ルシアン・ファヴレ監督が行った”戦術変更”を指摘する。「それがとても僕たちに好影響を与えているんだ。あれ以来、僕たちは3試合でともに良い戦いをみせることができているし、ファヴレ監督はとても良い対処を行ったと言えると思うね」と、自身の兄ヨナスからのインタビューの中で称賛。

 特にその恩恵を受けた選手として代表的なのが、ユリアン・ブラントだ。今夏にレヴァークーゼンより加入した新戦力は、ここのところは新たにセントラル・ミッドフィルダーとしての役割の中でブレイクをみせており、今回のスラヴィア・プラハ戦ではGL突破に導く決勝弾もマークしている。

 「深い位置に進入できるし、ボールをもって相手を置き去りにしたり、試合の中でとても精力的に動いてくれるんだ。それによって僕たちに多くのオプション、そして多くのスペースをもたらしてくれる。CMFとしてブラントは、このチームにおける非常に大きな付加価値となったいるよ」とフメルスは賛辞。ブラント自身も「とても良い感覚をもてているね、今日はかなりうまく機能した」と満足感を示した。


 今回のグループリーグ突破にあたっては、確かにユリアン・ブラントの決勝弾がグループ全体にプレッシャーをかけたという点、そしてバルセロナがインテルから勝利をおさめたという点をまずあげることができるだろう。しかしながらその戦いを陰で支え続けたのが、守護神ロマン・ビュルキだ。この試合で好セーブを連発したスイス代表に対して、試合後は南側の大観衆から大声援が送られている。

 フメルスは「ロマンは今日、5・6・7回はワールドクラスのセービングを見せていた素晴らしいプレーを見せていたと思うし、この日以上の」ものもそうないだろう。まさにセンセーショナルだった」と称え、「本当に見事だったとしか言えない。ファンタスティックだった」とコメント。ビュルキは「チームとして良い戦いができたし、退場選手が出て仕事が増えるとは思っていたからね。そのために僕はいるのだし。ここのところは不運な失点もあったけど、今日はうまくやれたかな」と胸を張った。
 


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