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2020年01月27日

新星ハーランド、わずか2試合でブンデス記録2つを樹立

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 再びベンチからの出場となり、そして再びドルトムントファンを熱狂させて見せた、エルリング・ハーランド。前節のアウグスブルク戦でのハットトリック・デビューに続き、ホームデビュー戦となったケルン戦でも2得点をマーク。これにより加入わずか2試合目にして、2つのブンデスリーガ記録を樹立するに至った。

 前節の華々しいデビュー戦からも、多くのファンはハーランドの先発出場を期待していたことだろう。しかしながらルシアン・ファヴレ監督は後半65分から、再びジョーカーという形で投入。すると早速わずか2分後には、アザールからの御膳立てでいきなり得点チャンスを迎えるもこれは不発。しかしながら不安の二文字は存在しないかのように、その10分後、さらにその10分後にも得点。おいすがるケルンに止めを刺してみせた。
 
 なおデビューからわずか2試合で5得点をマークしたことはブンデスリーガ史上初の快挙であり、さらに入団から5得点をわずか57分間の出場で達成したこともまた、ブンデスリーガ史上最短記録。ちなみに4得点ならば、2016年にレヴァークーゼンのジョエル・ポーヤンパロが僅か30分間のうちにマークしている。


 試合後、ミヒャエル・ツォルクSDは「今、これが彼の中の夢なのであれば、このまま醒さないでほしいものだね」と喜びをみせ、「非常に意欲的で、練習では常に貪欲に得点を狙っている。外した時には非常に悔しさもみせているよ」と称賛。守護神ビュルキは、後半67分に「決めきれなかったのは残念だね」と2試合連続ハットトリックを逃したことを笑顔で皮肉り、「最初は3得点、今度は2得点、果たして次の試合では1点だけで済むのかな?」と期待感を示している。

 さらにビュルキは「彼は全てを兼ね備えているよ。とても精力的に取り組むし、タフにトレーニングをこなしている。そして何より、彼はクレバーな若手だ」と評価、ユリアン・ブラントは「実際のところ、彼はまだまだ若いが見事なプレーをみせている。非常にスピードがあり、体の使い方もよくわかっているよ。武器だね」と語った。マルコ・ロイスは「だから僕たちは獲得したんだよ」と胸を張り、「非常に落ち着きをもった青年という印象だよ」と述べ、ファヴレ監督は「本当にうまくやってくれている」との見方を示している。


 マッツ・フメルスも「彼の年齢を踏まえて、取り組む姿勢は非常ん良いものがあると感じるよ」と賛辞をおくっており、「このまま日々取り組み続けていくならば、このまま続けていける可能性はむしろ高いといえるだろう」とコメント。「確かにその道のりは険しい」ものであるが、それでも「常に練習では全力で打ち込み、どの対人戦にも積極的に臨む。そういう選手とのプレーは、敵味方関係なく楽しいものだ。」と語った。「本当にいい若者で、本当にいいFWだ」

「満足している」が・・・


 ただその一方で今回の試合については「ケルン戦でみせた課題」を踏まえて一定の満足感は示しつつも、3点リードから1点を返された「時間帯については、不用意な場面がいくつか見受けられた。」と指摘。「それ以外については、とても集中して精力的にプレーしていたけどね。オフェンスの選手もしっかり戻っていた」

 プロ選手部門担当のセバスチャン・ケール氏も「よくなってきている」とし、「全ての面に関して1歩前進した感はある。だがまだ改善の余地があることもわかっているし、そうしなくてはいけない。ただ今はとても満足だ」とフメルスの考えに同調した。さらにフメルスは「3−0としたことで、試合が決まったという印象をもったのかもしれない」と、快勝にも気を引き締めている。
 


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