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2020年02月27日

再び守備の安定化を取り戻した、ボルシア・ドルトムント

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 週末に行われたヴェルダー・ブレーメンにてボルシア・ドルトムントは、これまでとは異なる新しい顔を見せることができた。確かにこの試合の前半に関しては、エムレ・ジャンが「全く打開策を見出せていなかった」と振り返るように、いつになくこれといった見せ場がなかったドルトムント。しかしこれこそが評価するポイントであり、「僕たちは非常に安定感をもって、相手に隙を見せることなく戦うことができた」と、ドイツ代表は胸を張った。

 これには、守護神ロマン・ビュルキも同調しており、「この試合でも開始当初から試合終了の笛の音まで、僕たちは一丸となって戦うことができていたね」と、無失点試合について満足感を示し、「重要なことは、僕たちがなかなかうまく行かない時間を乗り越えたということ。チームとしてね。そして良い守備を見せていたんだ」と言葉を続けた。

 またオフェンス陣に関しても、我慢をし続けながらチャンス到来までを待ち続けた姿勢に「非常に成熟した」プレーだったと、ジャンは評価。ビュルキは「仮に僕たちが無失点に抑えることができれば、少なくとも敗戦することはない。」と強調し、特にドルトムントではハーランド、サンチョら強力なオフェンス陣が控えることからも、「今は、うまく機能していると思うんだ」と言葉を続けている。


 その一方で守備陣でも20才の若武者がドルトムントの好調を支えているところだ。レヴァークーゼン戦で4失点を喫した敗戦後、ファヴレ監督は再び3バックへと戻し、アカンジを下げてピシュチェクと右に、中央にフメルスを配置し、左にはダン=アクセル・ザガドゥを起用。特に今季序盤では出場機会を得られなかった同選手だが、昨年末での3バック変更で定位置確保に成功。

 後半戦では負傷で出遅れたが、ここのところ3試合ではフランクフルト戦(4−0)、ブレーメン戦(3−0)、パリSG戦(2−1)と、これまで課題だった守備面での問題が改善に再び貢献する活躍をみせている。ファヴレ監督は「ザガドゥは今は非常に良いプレーをみせてくれているね」と目を細め、「非常にクレバーで、非常に良いビルドアップもみせている」と評価。ツォルクSDも対人戦、空中線、落ち着き、パスの正確性など「ほぼ、ミスは見られないという感じだね」と語った。
 
EVONIK社が、株の一部を売却


 その一方でドルトムントでは先日、来季よりメインスポンサーとして1und1社を迎え入れ、さらにユニフォームスポンサーをこれまでのEVONIK社と1und1社の2社体制とすることを発表していたが、そのEVONIK社がドルトムントの持ち株のうち、4.95%を売却。まだ筆頭株主のままとなるが、ちなみに株価は購入当時の2014年(4.66ユーロ)より2倍近く(9.04ユーロ)にまで跳ね上がっている。
 


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