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2020年05月15日

ドルトムントのツォルクSD「優勝争いを口にする時ではない」

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 木曜日に行われたビデオカンファレンスに先駆けて、ジャーナリストたちからは、事前に質問内容をドルトムント側へと申請。そこに出席したルシアン・ファヴレ監督は、この試合でアクセル・ヴィツェルとエムレ・ジャンが’「確実に不在となる」と、ダブルボランチが共に欠場を余儀なくされることを明らかにした。「できる限り早く回復してほしい」

 さらに指揮官は、この週末には「選手のみならずクラブ全体」が大きな挑戦に向かうことを強調。そこで愚痴を漏らすのではなく、「自分たちの仕事はわかっている」と、意気込みをみせている。「パスやシュートをしても、何も声があがらない」スタジアムで、「我々は戦わなくてはならないし、良いプレーをみせなくてはいけないんだ」

 一方でドルトムントはコロナ危機による中断直前、直近8試合で7勝をおさめるなど勢いに乗り2位にまで浮上。ただしミヒャエル・ツォルクSDは、残り9試合で迎える今もタイトル争いについては「口にすべきではない」としており、「まずはシャルケ戦だ。我々としては、ブンデスリーガ再開を良い形で切りたい」と語り、そしてファンに対しては、自宅で試合を楽しみ、決してスタジアムへは足を運ばないよう念を押した。

  またこのコロナ危機による特別な状況により、残りの9試合では選手交代枠が3人から5人へと拡大。このことについて、ファヴレ監督は「これはとても良いことだと思うし、実際に必要なことだと思う。全員が決して完璧な準備を行えたということではないのだし」と、歓迎の意を表した。


 また選手側にとってみれば身体的負担のみならず、観戦への恐れを抱えながらのプレーということにもなるだろう。それはかつてドルトムントでプレーしていたネヴェン・スボティッチが、最近コメントしたことでも話題となっったテーマでもある。本当に選手側からクラブ側へ、不参加の要望を出すことができるのだろうか?
 
 ツォルクSDは「非常に強固な信頼関係を構築しているかだね」と述べ、「不安を抱えている人がいれば、我々は快く対応をしていくし、最終的に解放するよ」と強調。「当然のことだ」と、言葉を続けた。しかしここ数日チームを見る限り、週末のリーグ戦再開への疑問の声は感じ取れないという。「私の印象では、皆がまたサッカーをしたい、仕事をしたいと思っているということだね」

 その論拠として同SDは、最近の主将マルコ・ロイスによるドイツサッカーリーグ機構によるコンセプトに対する評価を引き合いに出し、「土曜日の試合開始時にピッチに立つ22人は、互いに健康面に問題なく立つことができることだろう」と語った。
 


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