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2020年05月18日

ドルトムントのツォルクSD、ゲレイロへ惜しみない賛辞

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 選手たちがみせたパフォーマンスへの賛辞、ラファエル・ゲレイロに対しての脱帽、そしてボルシア・ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDは、宿敵シャルケとのレヴィアダービー翌日、大きな称賛の言葉を並べ尽くした。

 日曜日にツォルク氏がゲレイロを褒めちぎった理由は、決してこの試合で2得点を決めたというだけでも、そしてゲレイロにとって通算シーズンゴール最多を記録したからというわけでもない。ポルトガル代表がみせたプレーそのものに対してのものである。「彼は全て、見事なプレーをみせ打開していったんだ」と語った同氏は、「それは卓越したものだった」と評価。

 特にゲレイロについては、11月末より採用されているドルトムントのシステムにおいて中盤の左サイドへと配置されており、この役割こそ、ゲレイロの長所を活かす、「まさにベストポジション。彼のためにあるようなものだ」と、ツォルクSD。根本的なところから役割が変わりながら、試合を重ねるごとに自信を深め、この試合でも見事に得点を決めて見せた。

 そんなテクニシャンが見せる活躍により、ベンチから眺めていたツォルク氏はレヴィアダービーからの緊張感から解き放たれ、「比較的試合は早く決したね」と、笑顔でコメント。久々のリーグ戦再開初戦から「自分たちのプレーを多く見受けられ」、「息の合ったプレーやプロセスを数多く目にすることができた」と、喜びをみせている。

 ただそんなドルトムントでの不安材料としては、ジョヴァンニ・レイナがウォーミングアップ中に痛みを感じ、予定されていた先発出場を回避せざると得なくなったことだが、同選手は大腿裏の筋肉に問題を抱えているとのことで、最悪の場合、筋損傷を抱えることも考えられるが、ツォルク氏は「そこまで悪くないよう願っている」と、語った。

空席の南側スタンドを前に「ラ・オラ」


 試合後、ドルトムントの選手たちは、「自ら」のファンたちに対して試合後、南側のスタンド席の前で「ラ・オラ」を無観客の中でみせた。このことについてユリアン・ブラントは「自然に出たものだった」と説明。ただその一方で久々の試合ということで、試合後は疲労困憊していたことも明かしている。「7・8週間ぶりだからね、わかるでしょ」

 だが開始から60分まではそんな様子は微塵も感じさせず、ドルトムントは軽やかなプレーを自信をもって披露しており、そのなかでもブラントは注目の的に。最初の3得点は全てブラントが絡んだものでり、自らも得点を決めてみせている。

 ただその祝福の際には、チームメイトらは距離をとるなど寂しいところもあったが、「難しいところだけど、今はこういう時だから。今はできるだけルールにしたかっていきたい」と、コメント。それでも「できれば普通にしたいとこだけどね」とも。「南側からの祝福を受けられると、また全く異なるものだからね」と、ファンたちが戻ってくる日を心待ちにしているところだ。
 


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