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2020年05月22日

ドルトムント、ジャンとレイナが戦列復帰

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 週末に控えるVfLヴォルフスブルク戦を控え、ボルシア・ドルトムントにひとまず安堵させる朗報が届いた。エムレ・ジャンとジョヴァンニ・レイナが共に復帰。

 前節のシャルケ戦では直前で欠場を余儀なくされていた両選手だが、ルシアン・ファヴレ監督は前回より余裕をもって選手起用に思いを巡らせることができそうだ。ただその一方で、筋損傷を抱えるアクセル・ヴィツェルと共に、今年2月から離脱が続くマルコ・ロイスについても、まだしばらく我慢の日々が続くことになり、「シーズン中に戦力となってくれること」への期待感をファヴレ監督は強調している。

 なお前回と同様に、メディア関係者に対しては事前に質問を提出することが義務付けられていた今回の会見では、ジャンとレイナの復帰によりシャルケ戦での先発メンバーからの入れ替えの可能性について質問が及ぶも、特に指揮官が手の内を明かすことはなかった。シャルケ戦で中盤を形成したダフードとデラニーが「とてもいい仕事をしてくれた」と評価を受けており、ただサンチョを先発復帰させることでブラント、もしくはアザールに休養が与えられることになるかもしれない。

 そしてそのヴォルフスブルク戦からわずか3日後、火曜夜には王者バイエルンとの首位攻防戦も控えているところだが、ミヒャエル・ツォルクSDはあくまで「ヴォルフスブルク戦だけに集中すべきだ」と警告。「それは十分に難しいことなのだ。シャルケとのホーム戦よりも明らかにね」と述べ、「ヴォルフスブルクは非常にいい状態にある」と、言葉を続けている。
 
 その一方でドルトムントでは、ここ数週間のうちに筋肉系の負傷が多く耳にされるようにもなってきたが、ファヴレ監督にとってはこのことは「決して大きな驚きということではない」とのことで、「普段の練習ができず、少人数でんグループリーグが続いた後に、急に、4・5日後のリーグ戦に向けてまるで別物の練習をしなくてはならないのだ。1vs1、空中戦や地上戦などの対人戦なども至るところで行うことになる」と説明。

 そしてツォルクSDはこの話の中で、いかにしてチーム内にて負荷のバランス管理の重要性について強調しており、これは実際に「コーチングスタッフ全体が非常に意識していること」であり、そのため今季終了までブンデスリーガでは最大5選手まで変更可能となるルール改正が行われたことで「大きな助けになってくれるものだよ」との考えを示した。

 ただクラブにおけるマリオ・ゲッツェの存在感は、最近ではすっかり陰りをみせてしまっている。シャルケ戦ではジャン、ヴィツェル、レイナら3人のMFが欠場となったにもかかわらず、ゲッツェには3分間の出場機会のみが与えられた。その要因として、ファヴレ監督は3−4−3システムにあると見ており、「これはゲッツェにとって、理想的なシステムとはいえない。それははっきりと言わないと」とコメント。契約最終年度となるゲッツェは、おそらくそのままチームを後にすることになるだろう。
 


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