ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2020年05月27日

ファヴレ監督下で優勝は無理?「何ヶ月も耳にしてきた事だ」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 「(ハンドにより)PKでもおかしくはなかっただろう」0−1で敗れたドイツ頂上決戦後に受けたスカイとのインタビューにて、ドルトムントのルシアン・ファヴレ監督は、それ以外のテーマについても改めて自らを正当化する必要に迫られていた。

 なぜ、エムレ・ジャンとジェイドン・サンチョは、この試合での先発メンバーから外したのか?指揮官は「ジャンは1度しかチーム練習に参加していない」こと、そして「サンチョは負傷をぶり返さないようにケアをしていかなくてはならない」ことを強調。もしも二人が先発していれば結果は違っていたかもしれない?だがドルトムントはここのところのバイエルン戦で目立った戦いはあまりできていない。

 「何ヶ月にもわたって、そういう声は耳にしてきたよ」と、ファヴレ監督下ではリーグ優勝はできないという批判に対してコメントし、さらに「数週間たったら話をするよ」と強調。予想もつく新聞の内容にも目を通さず、冷静さを(少なくとも見た目では)保ち続けているファヴレ監督は、ここのところの快勝をおさめていたシャルケ、ヴォルフスブルク戦よりもパフォーマンスは向上していたと評価したが、ただ王者を追い詰めるまでには不十分なものだった。

 こういった試合では「独創的な瞬間」により決まることがあると、マッツ・フメルス。「キミヒがみせた独創的なループ」で決勝点を奪われたことをのぞけば、ドルトムンとも善戦をみせていたとみている。それではどのあたりに不足があったのか?「ラストパスだね」と、元ドイツ代表。さらに負傷により万全のメンバーで臨めなかったこともあげられるだろう。だが今回の敗戦により、ドルトムンとはあとは他力本願で逆転優勝を願うだけとなってしまった。


 試合翌日となった水曜日には、ファヴレ監督は「数週間たったら・・・」発言について改めて説明、「シーズンを総括する時期ではないという意味だ。総括する理由もない。日曜にはパダーボルン戦があり、そこでトップパフォーマンスをみせなくてはならないもの。それに集中しなくては」と強調し、「諦めなどない。昨日は非常に失望しており、その直後のインタビューで誤解を生んだのかもしれないがね。」と語った。「これからも戦い続けていく。契約があるのだ。その契約をまっとうしたい。ここを気に入っている。」

 ヴァツケCEOも「バイエルン戦までは後半戦では勝ち点3しかとりこぼしておらず、称賛の言葉が寄せられていたではないか」と、指揮官を擁護。だがドイツ杯でもチャンピオンズリーグでも既に敗退を喫し、そしてリーグ優勝にもすでに大きく遅れをとったドルトムント。さらにもしもCL出場圏外となった5位にまで落ち込むことがあれば、シーズン後に行われる分析は非常に厳しいものになることは間違いない。

 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報