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2020年06月02日

2444日ぶりに得点を決めたシュメルツァを、指揮官も称賛

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 最後にマルセル・シュメルツァがブンデスリーガで得点を決めた試合は、2013年9月21日に行われたFCニュルンベルクとのアウェイ戦にまで、遡らなくてはならない。当時ニュルベルクでは清武弘嗣、長谷部誠が先発メンバーに名を連ねており、その試合でシュメルツァは前半27分に左足から直接FKを決め、先制点を挙げている。それはシュメルツァにとってブンデス通算2得点目だったのだが、その次の得点を決めるまでに、実に2444日を要することになった。ちなみにこれはクラブ最長記録であり、ブンデスリーガ全体ではデュッセルドルフのカーン・アイハンによる、2493日。なお3点目に限定せずに見てみると、最長記録はベルント・シュスターで4875日となる。

 そんなシュメルツァに対して、試合後に自身が携帯をチェックした際にどれほどの祝福のメッセージが寄せられていたかはわからないが、ただファンの間からも高く評価され、人気のある元主将に対して、SNS上で大きな盛り上がりをみせたであろうことは間違いのないことだろう。確かに32才となった元ドイツ代表SBは、いまやバックアッパー以上の存在ではない。この日も終盤からの出場となったのだが、ただそのわずか10分の間で「1得点、1アシストをマークした。彼にはとても満足しているよ」と、ルシアン・ファヴレ監督も賛辞を送っている。


 これまでドルトムントでブンデスリーガ通算361試合に出場し、ブンデスリーガで二度、ドイツ杯でも二度優勝を果たし、チャンピオンズリーグ決勝の舞台にも立った同選手は、昨夏にはニコ・シュルツの加入もあり移籍の可能性も指摘されていたのだが、残留を余儀なくされており、ただシーズンを通して負傷との戦いを強いられてきたものの、ここのところはその努力が結果として報われ始めているところだ。「残念ながら、彼は幾度となく負傷に見舞われてしまったが、いまは3・4週間練習をこなしており、いいところを見せている。今日もよかったよ」と、指揮官。ただシュメルツァとの契約は2021年まで残されているものの、来シーズンもこのままとどまるかどうかは不透明となったままだ。


 その一方でファヴレ監督は、この日の試合について振り返り、後半だけで6得点を決めたことについて、「ロッカールームでは、ほぼ何も口にしてはいないよ」と、スカイに対して明かした。「このままいこうと。うまくプレスを行えているし、相手も疲れてきている。このペースで戦い続けることなどできないだろう、とね。」そしてその考えは的中し、パダーボルンのカウンターに警戒しながらも、サンチョのハットトリックなどで着々と加点していき大勝を果たしている。
 


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