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2020年06月08日

決勝弾のジャン「サンチョは大人にならないと」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 ドイツ頂上決戦バイエルン・ミュンヘン戦での敗戦こそ除くならば、ボルシア・ドルトムントはリーグ戦再開後から一貫して、ブンデスリーガ2位への道を着実に歩んできた。最下位パダーボルンに数的不利から痛み分けに終わった3位ライプツィヒに対して、リーグ戦残り4試合の時点で勝ち点差は4にまで拡大している。

 ただこの日も無観客にて行われた本拠地シグナルイドゥナでの試合では、むしろ華やかさとはかけ離れた「泥臭い」という言葉が周囲から飛び交っていたいた。「そう言えるかもしれないね」と、この日に決勝弾を決めたエムレ・ジャンは、スカイに対してコメント。「僕たちは良い守備をみせたし、理解の範囲ではヘルタにはチャンスはなかったはず。それがこの日に僕たちが果たしたことであり、その一方で僕たちにはチャンスがあって、それを得点できたことで功を奏したのさ」と、言葉を続けた。

 今冬にユベントスから加入したドイツ代表は、率直に意見を進言できるリーダーとしても評価がされる選手であり、例えばお今回の試合については「正直にいって、時折、選手たちの間では無観客により、十分な緊張感をもてない時も見受けられている。そして今日はその1つだったかもしれない」と、苦言。これはユリアン・ブラントも同様の見方を示しており、「ドルトムントに限らずブンデスリーガでは、無観客でのリズムや自分のモチベーションの維持など、難しいところがある」との考えを示している。

 その一方でジャンはこの日、出場停止にあったフメルスの代役として、センターバックとしてのプレー。オフェンスへの参加も含めて、その穴埋めを見事に果たしてみせたが、今後のこのポジションでのプレーについて聞かれると「確かに慣れている役割ではある。でもフメルスがこのポジションにいることはわかっているし、彼はワールドクラスの選手なんだ。確実に彼が戻ってくることになるよ」と、コメント。

 そして最後の話題は、やはりジェイドン・サンチョへと及んでおり、ピッチ上では17得点17アシストをマークする、ドルトムントを代表する活躍をみせる20才のイングランド代表だが、その一方でピッチ外でも話題を振りまく存在でもあり、先日はマヌエル・アカンジと共に、DFLの衛生規則違反により罰金を命じられることに。

 「時にはジェイドンを少しリードしなくてはいけないこともある。彼はピッチの内外でスーパーボーイだ。正直、僕たちはかなり仲がいい。それにもちろん美容師を必要とするのもわかる。でもそれを踏まえて、彼はもっとクレバーに、もっと成熟していかなくてならならい。今後、こういうことを繰り返してはならないものだし、それはチームに求められる部分でもある。選手一人一人が彼に声をかけていかないとね」と語っている。「決して悪気があってのことではない。本人が無自覚なだけで、時折誤った人を信じるところがあるのかもしれない。そこで僕たちが必要となってくるんだ。環境というのは、非常に重要なものだよ」
 


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