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2020年06月25日

若手育成中のアッド氏が語る、ムココ、レイナ、そしてコリンズ

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 かつてドルトムントでリーグ優勝を果たし、ガーナ代表でのプレー経験ももつオットー・アッドは現在、ムココやコリンズら若手選手の育成に従事しているところだ。3児の父でもある45歳は監督ライセンスを保持するだけでなく聞き上手で、自宅訪問も選手たちから歓迎されており、「知識は食べて得られない。互いに会話する文化が必要なんだ」とコメント。コロナ危機による中断期間中、家族のところに戻った選手たちにビデオ会議や課題の提供、ビデオ分析なども行っている。

 決してコントロールするのではなく、選手たちを知り、理解した上で、サポートしていくということ。「例えばレイナの場合は2ヶ月に1度訪れれば十分だ。逆にもっと多い選手もいる。怪我をして密に接する必要がある場合などね」そのため対話のアプローチは選手の状況によっても変わるという。例えばトビアス・ラシュルはユースでは主力だが、トップチームの中盤の争いは非常に激しく、11月デビューの見通しのムココとは見通しが異なる状況だ。「不運なところがある。ヴィツェル、ジャン、デラニーがいては厳しいさ」

 一方でムココにもまだ課題はあるが、飛躍の一途を辿っているところでもあり、15歳ながらU19でも容易にアピール。「彼は確実にブンデスでも存在感を示せるポテンシャルがある」とアッド氏。「ただトップチームの練習でどこまでやれるかは、未知数だがね。」レイナはすでに一歩先を歩んでいるところであり、今季後半戦から17歳の攻撃的MFは定着。先日は初先発も果たした。「彼はファーストコンタクトに長けている。そのスピードでも変わらないんだ。プレッシャーがかかっても見事に打開策を見出すし、すぐに対応できる。タイミング、テクニック、ビジョン、いずれもあの年齢ではかなり上だ」と称賛。「それでいてまだまだ未熟だと理解している選手でもある」

 さらにドルトムントではレイナ、ムココに続き、ナムディ・コリンズも台頭してくる可能性を秘めている。16歳のCMFはプレミアから声がかかるもドルトムントと延長。これにはアッド氏も喜びを見せており、「若い選手にとっては、こういうオファーが届くことは簡単な問題ではない。どうそれを受け止め、乗り越えていくか。ただ彼はそれにうまく対応したと思うね」とコメント。だがうまくいかなければ、ドルトムントにはそこにオットー・アッドが控えているところだ。
 


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