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2020年08月18日

ドルトムントが昨季の決算を報告。4400万ユーロの赤字計上

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 2019/20シーズンの決算を報告したボルシア・ドルトムントによれば、特にチケット販売収入による打撃が響き、既報通りに4400万ユーロの赤字を計上。しかしながらハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは決して慌てる必要はないと強調している。

 「決して驚くものではない」そう語った同氏は、「10年に渡って順調な道を歩み続け、2014年からは利益1億ユーロの大台も超えたが今回コロナ危機に見舞われたということ」と説明。「高いレベルの流動資産があることから危機的状況にも長期間耐えられる」と明言しており、「今回手にしている流動資産は来季以降でも十分に活かせるものだ」とも述べている。

 第3四半期まではプラス6.3%と成長傾向にあったが、4月から6月の第4四半期にて売上高はマイナス25%と転落。とりわけ、トレースCFO曰く「1210万ユーロを失った」チケット収入減が響いており、テレビ放映権料も当初の見込みより700万ユーロ減。グループ総収入は4億8690万ユーロで、昨シーズンよりも260万ユーロ減少。ただ移籍金を無視した場合は昨年とは6万ユーロの差しかない。

 営業損益(EBITDA)は6300万ユーロの黒字をキープしたものの、1億6610万ユーロに上る減価償却費から赤字転落となった。一方で広告・スポンサー収入は年間9800万ユーロを計上しているところだが、今後はさらに拡大が見込まれており、また自己資本は4950万ユーロ減も3億5540万ユーロ。「これは我々の安定性を際立たせるものだ」と、ドレース氏は胸を張っている。


 その一方でヴァツケCEOは、先日のバルセロナから歴史的な大勝をおさめ、CL準決勝進出を決めたバイエルン・ミュンヘンを称賛。「過去最強のバイエルンかもしれないね」と評しており、「対戦相手はただ退けられるのではなく、破壊されてしまっている」と形容。

 またライプツィヒも含めてブンデス2クラブが4強入りしたことは、「ドイツのサッカーは言われるほど問題ではないということ」とコメント。いまやイギリスでも「ドイツが再び台頭してきている」と気づいているだろうとの見方を示している。なおプレミア勢はCL、ELともに既に全てのクラブが姿を消した。
 


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