2020年08月29日
テストマッチで精彩欠いたドルトムント、その一方で希望も
ボルシア・ドルトムントが『デジタルシーズン開幕戦』と銘打ち開催した、この日のパダーボルンとボーフムとのテストマッチでは、観戦していた人々は遠くから苛立ちをもって試合を見守っていたことだろう。集中力に欠ける時間帯が長く、目を疑うような個人のミスが2つ重なったことも、今回の腕試しの機会で暗雲を立ち込ませることとなった。むしろパダーボルンの方が精力的に、幾度となくプレスをかけてドルトムントのミスを誘発。同点という結果は試合内容からみて十分に値するものである。
「決して、この試合はそこまで良いものではなかった」と、トーマス・デラニーは率直にコメント。声高に中盤を統率し多くの気質を試合にもたらしていたベテランMFは、「全てがうまくいったわけではない」と認めており、「技術的なミスが多かった」と指摘。気迫が感じられなかったハーランドや、2つの良い場面をみせていたとはいえ効率性に欠けたサンチョなど、「オフェンス面で何かが不足していた」との苦言も呈した。
今のドルトムントは確かに、離脱選手の多さからも、トップクラブと比較すれば差はある。「いくつか愚かな形での失点が見られたね」と認めたルシアン・ファヴレ監督は、「これこそ準備期間というもの」とコメント。後半からはまるでU19/23のチームかのように(確かにファヴレ監督自身があまり知らない選手が数人いたが)、雑然としたフォーメーションの中で、ドルトムントは自分たちの強みであるオフェンス力を活かしきれず、ディフェンスでは協調性に問題を抱え、ゴール前での脅威という点も不足が見られた。
それでも驚くべきことに、「たくさんの良い部分が見て取れた」と分析。ただ確かに負傷リストに目を向ければ、トーマス・ムニエが離脱している右サイドバックでは、さらにマテオ・モリーが同じく筋損傷で離脱4週間の離脱が危惧されているものの、かかとに水膨れを抱えるジョヴァンニ・レイナは、近くラファエロ・ゲレイロと共に練習へと復帰する見通し。7ヶ月離脱が続くマルコ・ロイスは実践復帰に近づいており、先日加入したヘイニエルと共に、ドイツ杯初戦の前哨戦にあたるスパルタ・ロッテルダムとのテストマッチで出場の可能性が指摘されているところだ。
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