今季最初の公式戦ドイツ杯初戦を前日に控え、記者会見の席に現れたボルシア・ドルトムントのルシアン・ファヴレ監督は、普段の控えめな姿と比べ驚くほど上機嫌だった。それは「我々はこのドイツ杯で優勝を果たしたい」との言葉が飛び出すほどに。ドイツ杯はブンデスと比較してバイエルンの優位性はそこまで誇示されていない中、特にファヴレ監督就任からドルトムントは２シーズン、共にブレーメンを前にベスト１６で敗退を喫している。

　なお今回対戦するデュイスブルクとは、８月２２日に一度テストマッチで対戦しており、そこでドルトムントは５−１と労せず大勝。しかしながら指揮官は「全く違う試合になるだろう」と予想。公式戦とテストマッチは比較とはならず、「そこにはプレッシャーはないからね」と説明。一方で人事面については、代表戦から選手たちは無事に帰還しており、さらに前述のブレーメン戦で負傷して以来離脱していた、主将マルコ・ロイスの復帰も見込まれているところ。ただしいきなり先発となるか不透明であり、前述のテストマッチではレイナが活躍を見せた背景もある。
　

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