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2020年09月20日

フメルス、開幕戦快勝に満足も「まだこれから」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ開幕戦でボルシア・メンヒェングラードバッハを相手に、3−0で勝利を収めて白星スタートを切ることに成功した。だがマッツ・フメルスは、まだまだチームは限界にまで達している訳ではないと強調する。当然のことながらフメルスは、勝利をおさめたこと自体には満足だ。特にダメ押し点となった終盤の3点目については、相手のCKから自身によるクレバーなヘディングでサンチョへと繋ぎ、最後は長距離のスプリントで駆け上がってきたハーランドが仕留めた。

 だがそれでもフメルスは、「かなり均衡した試合であったことは、決して忘れてはいけない」と警鐘を鳴らす。「決して自分たちの方が、はるかに良かったという試合ではなかったんだ。」ただそれでも「相手に隙を見せていなかった」と特に後半で見せた守備面について胸を張り、おそらくそこには「うちの前線ならば、高い確率で得点してくれる」という確信をもって、プレーできたという側面もあることだろう。

 今シーズンのドルトムントの旅路は、果たしてどこへと通じているのだろうか?「いろんな年齢構成、タイプの選手が混ざったチームで、非常にバランスがとれていると感じている。」と、2014年にワールドカップ制覇も成し遂げたベテランDFはコメント。「今日は開幕戦であって、それ以上の意味合いをもつものでもない。幸先の良いスタートではあるけれど、最終地点まではまだまだ先は長いさ」としつつ、「調子と構造」におけるクオリティを持ち込められれば、「トップクラブの1つにはなるだろう」と語った。


 一方でグラードバッハのローゼ監督は「不運な敗戦」と表現。「互いのシュート数は決して多くはなかった」ものの、「ドルトムントはボックス内で、明らかにより効果的だった」と説明し、「本来ならば我々にとってここぞ、という場面で愚かなカウンターを2度も受ける結果となってしまったよ」と、後半で喫した2度のカウンターでの失点の場面について振り返っている。


 またエベールSDは、この試合ではレイナ、サンチョ、ハーランドら若い力をはじめ「ドルトムントの個人の力が、集団で臨んだ我々に対して違いを生み出してしまった」と、TV番組ドッペルパスにてコメント。「プレーの面では互角だった」が、「ドルトムントが我々より先に行っていることを示していた」と説明しつつ、ただ「予算が5億ユーロ、バイエルンが7億ユーロ、我々は2億ユーロ」という中で、グラードバッハでは攻撃陣に離脱者が続出しており、「それでも悔しい気持ちで帰れる」と前を向いた。

ツォルクSD「バイエルンを見習わなくては」


 そしてドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDは、前日にシャルケを相手に8−0と大勝してみせたバイエルンを上回ることは、「非常に難しい」と指摘。「時にシンプルに考えるべきだろう。今のバイエルンは欧州、そして世界でも最高のクラブであると」と言葉を続けている。しかしながらそこでドルトムントが戦意を喪失しているということでもない。「うちにもとてもいいメンバーが揃っているよ」と同氏は述べたが、ただそれでもわずか1週間のチーム練習で「貪欲さ」をもってプレーする姿に、「我々も見習わなくては」と語った。
 


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