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2020年09月25日

ツォルクSDとヘアリヒ監督〜トヨタ杯優勝の記憶

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 現在ボルシア・ドルトムントにてスポーツディレクターを務めるミヒャエル・ツォルク氏と、これから対戦するFCアウグスブルクのハイコ・ヘアリヒ監督は、ボルシア・ドルトムント史上最も重要な1つとして数えられるであろう、あるタイトルの獲得に大きく貢献した二人でもある。

 それは1997年に日本で行われた、トヨタカップだ。12月2日東京の国立競技場にて行われたこの試合、ブラジルのクルゼイロ・ベロオリゾンテを相手に、35才となっていた当時の主将ツォルクが、前半34分に左サイドからのセンタリングに合わせて先制。

 さらに後半85分には今度は、ヘアリヒがダメ押し弾を決めて2−0とし、ドイツ勢としては前身時代の1976年のバイエルン・ミュンヘン以来となる、タイトル獲得を果たしてみせたのだ。そのヘアリヒはドルトムントにて1995〜2004年までプレー。ブンデス通算128試合に出場して、41得点をマークしている。

 「ハイコとは、チームバスの中では、しばらく隣り合って座っていた仲でもあるよ」と、あのときの東京での歓喜から23年が経過したこの日、ツォルク氏は敵将について振り返った。監督としてのヘアリヒ監督は「戦術的規律と、フィジカル面での強固さ」と重じる傾向があり、「だから相手の手強さもわかっている」と警戒。

 「アウグスブルクは、我々を苦しめるような戦いを見せてくるだろうし、決してそう簡単にいくものではない。非常に良いパフォーマンスが求められるだろう」とし、「一昨シーズンでは1−3で敗れているんだ」と言葉を続けている。・・・、1−3?「1−2、我々は1−2で敗れたんだよ」と、隣に座るファヴレ監督は笑顔でツッコミを入れていた。
 


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