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2020年10月19日

ヴァツケCEO「頑張っている人々の気持ちを理解していない」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 ボルシア・ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは、土曜夜にドイツの国営鵜放送に出演し、そこでサッカーに対する一部のバッシングの声に対しての反論を展開した。「莫大なコストを必要とする構造となっており、当然ながら再び資金を調達できるようにしていかなくてはならない。そんな中で再び、我々は無観客にて試合を行わなくてはならない事態へとなってきている。例えばシャルケとのダービーマッチでの損失は莫大なものだ。4日後のCLゼニト戦においても同様にね」

 そう語った同氏は、「ただそれでも我々は試合を行い続けていかなくてはならない。せめて無観客試合であろうとも、それは必要とされているもの。それさえも失われてしまえば大変な事態へと陥ってしまう」とコメント。

 「政府からは人気のあるサッカーだからというバッシングの声もあがっているが、それは間違いだ。サッカーを戻していくために努力している人々の気持ちが理解できていない。ドイツサッカーは世界で認められた最高のコンセプトをもって実施しており、危険性は全くないのだ。例えば今日のホッフェンハイム戦では6000人動員されているが、その前のホーム戦では1万人。そこでの感染例は全く報告されていない。」と言葉を続けている。

 そして「ドイツで行われている野外イベントの全てが、果たしてサッカーのようなコンセプトをもって本当に行われていたのだろうか?野外以外は?」と疑問を投げかけており、「我々は行政と連携し、そして受け入れられたものを実施している。常に信頼できる存在でなくてはならないと思っているし、実際にそうしてきた。」と強調。その上で、「ただ仮にこの状況が2・3年続くことになれば、どのクラブであっても対処できるものではないだろうがね」と危機感も募らせた。

ドルトムントの相談役会に二人目の女性誕生?


 ボルシア・ドルトムントの相談役会では2015年より、ドルトムント・シュタットヴェルケAG役員のジルケ・ザイデル氏が就任しているところだが、間も無くして二人目の女性が加わることになるかもしれない。ファッション起業家のユーディト・ドマームート氏は、11月にバーチャル形式にて開催される株主総会にて、ペア・シュタインブリュッケ氏の公認候補として立候補を申請した。なおドマームート氏はドルトムントの新スポンサー、1&1社の親会社ユナイテッド・インターネットの創業者ラルフ・ドマームート氏の妻。


 またその株主総会では、ドルトムントは2004年、2006年、そして2014年以来となる増資の決議を行いたい考えであり、2025年まで有効となるこの決議によって、現時点での株式市場をベースにすると8050万ユーロの資金を手にできる見通し。昨年にもドルトムントは増資を目指したものの、その際には必要とされる4分3以上の賛成票を株主たちより得られていない。
 


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