ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2020年11月05日

システム変更がドルトムント好調の秘訣?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 水曜日に行われたチャンピオンズリーグGLクラブ・ブルッヘ戦においても、ボルシア・ドルトムントは失点を喫することなく勝利をおさめることに成功。これで連続無失点試合は4つにまで伸びた。この好転の理由の1つとして首脳陣が考えるのが、システム変更である。

 ルシアン・ファヴレ監督が春のコロナ中断以来となる4バック変更を決断したのは、FCシャルケ04とのレヴィアダービーでのことである。「これにとても良い感覚を覚えているところだよ」と語るのは、スイス代表DFマヌエル・アカンジだ。「些細な変化で十分な場合もある。この4バックへの変更がかなりプラスに働いているように思うね」

 ただ今回の試合にあたってはマッツ・フメルスが負傷欠場となったことから、4バックの維持は困難かとも思われた。実際にファヴレ監督も3バックへ戻すことも検討したが、最終的に「直感で4バックを採用した」と指揮官。「代わりにヴィツェルを起用するということ。それが最良の解決策だと判断した」と言葉絵を続けている。

 そのヴィツェルもまた本来のボランチとは異なる不慣れなCBというポジションを落ち着いてこなしており、対人戦勝率では75%を記録。「非常にクレバーだった。非常に満足している」とファヴレ監督。共にコンビを組んだアカンジも「とても良い仕事をしていた。多くの対人戦で勝利していたし、ポジショニングを熟知している。特に何かサポートする必要もなかったよ。CBの更なるオプションがいるということを確認できてよかった」と賛辞をおくった。

 おそらくこれは週末に控える王者バイエルンとのドイツ頂上決戦に向けても、明るい材料と言えるだろう。確かにフメルス自身は古巣戦に向けて意欲をみせたが、ファヴレ監督は「そうなればと思うが、今はなんとも言えない」と述べるにとどまっており、プロ選手部門担当セバスチャン・ケール氏は「金曜日まで決断することはない」との見通しも明かしている。「確かにマッツは良い回復力をもっているがね」
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報