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2020年11月16日

デビュー間近の怪物ムココ、シャヒン「U19は狭すぎる」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 ヌリ・シャヒンは15年以上に渡って、ブンデスリーガ史上最年少でのデビュー記録を保持してきた選手だ。だが間も無くしてそれは、ユスファ・ムココによって破られることになる。確率的には、そう言えるだろう。

 「それは自分たちの仲間によって成し遂げられるんだ。嬉しいことだよ」と、長きに渡りドルトムントでプレーしてきたシャヒンは、月曜発売のkickerの中で語った。「新ルールが採用されるとなったとき、僕はすぐに自分の記録は過去のものになると思ったよ」

【ブンデスリーガがルール改正】

 ドイツサッカーリーグ機構(DFL)は今春、将来的には16才の誕生日を迎えた選手をブンデスリーガにて出場可能とすることを決定しており、その恩恵を最初に受けることになるのが怪物、ユスファ・ムココだ。代表戦期間明けとなる今週金曜日に16才の誕生日を迎えるムココは、現在は15才ながらドルトムントU19で主将を務め、わずか3試合で10得点をマーク。「もはやU19はムココに狭すぎる」と、シャヒンは強調する。

【怪物も、まだ15才】

 ただ確かにドルトムント内においてムココに対する期待感は非常に大きなものがあるが、しかしながら関係者全員が過度な負担をかけないように細心の注意も払っているところ。プロ選手部門担当セバスチャン・ケール氏は、「ユスファは非常に大きな才能をもった選手だ。しかしまだ彼の歩みは始まったばかりなのだよ」と語った。

【4才からプロを志す】

 そんなムココについて、ユースで指導するマイク・トゥルベリ監督は「日々、目標に向かって努力を重ねている選手だ」と評価。「彼は成長していくために最善を尽くしているし、自分の目指す先をしっかりと睨んでいる」という。その目指す先とはいったいどこか?それを初めて意識したのは、ムココがまだ4才のとき。バルセロナvsチェルシーによりCL準決勝をTVで観戦して「サッカー選手になることを、初めて夢見た」とのこと。

【シャヒン「谷は必ずくる」】

 それから11年。これまでムココは高角度の成長曲線を描き続けてきた。「今までは、ムココにとって山しかなかった。逆に言えば谷を経験したことがまだ無い」とシャヒンは指摘。「でも必ずそのときは訪れるものなんだ。いつかネガティブなことを書かれる日が訪れる。その時にそれも一部なんだということを気づかせるためには、周囲の人々が彼に寄り添ってあげることが大切なんだよ」との考えを示している。
 


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