ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2020年11月22日

ブンデス最年少デビューのムココ「なんて日だ!」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 ゴールデンボーイ2020を受賞することが明らかとなった、ボルシア・ドルトムントのエルリング・ハーランドは、この日は後半だけで4得点を挙げるなど名実ともに、欧州最大の若手有望株であることを改めて誇示してみせたが、しかしその称号を試合後にはあっさりと他の選手へと譲っている。「彼は今、世界で最も大きな才能をもった選手だと言えると思う」と、DAZNに対して語った選手こそ、この日にブンデスリーガ最年少デビュー記録を樹立した、16才ユスファ・ムココである。

 それまでこの記録を保持していたは、同じくボルシア・ドルトムントにて2005年8月6日に、16才と335日でブンデスリーガデビューしたヌリ・シャヒンだった。「15年間破られなかったこの記録だけれど、でもそれを破るのがユスファ・ムココであることはもはや明らかなことだったよ」と賛辞を送った”元”記録保持者は、「それを更新した選手が、ドルトムントの選手であることを嬉しく感じるね」と言葉を続けた。

 金曜日に16才の誕生日を迎えたばかりのムココは、今年の3月にブンデスリーガが出場資格の年齢を下げたことで恩恵を受けた、最初の選手ということにもなった。「なんて日だ!」と、自身のインスタグラムにて喜びを綴った同選手は、「デビューが叶って嬉しいよ。でもそれよりうれしいのは、やっぱり勝ち点3を得られたことだね。この気持ちは言葉で表現しきれない。本当に、ありがとう!」と感謝の気持ちを表現している。

 その一方で、ルシアン・ファヴレ監督は、今回のデビューについて「彼にとって自分が、トップチームの一員であると自覚することは、重要なことだ」との考えを示し、「これはチームにとっても喜ばしいことだよ」と、コメント。ただ過度な期待値に対しては釘をさしており、「うちには攻守に渡って多くの選手たちがいる。まだ彼は若いのだし、これから見ていくことになるよ」と強調。

 つまりはあまり多くの出場機会を期待しすぎてはいけないという意味でもあるのだが、ただこの日にマン・オブ・ザ・マッチに輝く活躍をみせたハーランドは、「彼とともにプレーするときが、本当に楽しみだよ」との言葉を屈託なく口にし、「あれでまだ16才。信じられないよ。彼にはこれから、偉大なキャリアが待ち構えていることだろう」と語った。
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報