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2020年11月29日

18連続未勝利のケルン、ドルトムントを得意のセットプレーで撃破

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 リーグ戦18試合連続未勝利の中、今は勢いに乗るボルシア・ドルトムントを相手に、主将ヘクター、FWアンデション、DFメレも不在という中で、まさかここでその未勝利が止まるということを、いったい誰が想像していただろう。「ほとんどいなかっただろうね」と振り返った守護神ティモ・ホルンは、「相手が優位に試合を展開していく中で、僕たちが全力で対抗していく姿は見事なものだったよ」と胸を張った。

 実際にドルトムントはシュート数で16:6、支配率で68%、対人戦勝率でも53%と、いずれも上回っていたにもかかわらず得点数は1:2。軍配はケルンに挙がっている。「当然、深く失望しているよ」と、ドルトムントのルシアン・ファヴレ監督はスカイに対してコメント。とりわけセットプレーでの2失点と、得点チャンスをおざなりにしていたことへ苦言を呈した。


 とりわけそのセットプレーは2度とも、あたかもデジャブーのように同じ展開で失点を許したものであり、2点目を供給したのはドルトムントからレンタル中のマリウス・ヴォルフだ。1点目ではヘディングでの”つなぎ役”として共にアシストを記録しており、「本当はあれはゴールを狙ったんだけど」と笑顔を浮かべ語ったヴォルフ。そして2度とも沈めたスキリは「セットプレーでは常に良いポジショニングを心がけている。ただ運も見方してくれたけどね」と喜びをみせている。

 ケルンのマルクス・ギズドル監督は、「パヴラクACがセットプレーを担当しており、2度ともうまくいったね」と称賛し、これで今季はリーグ全体2位の高確率となる10得点中6点をセットプレーから生み出すことに、「昨年はこれがうまくいって勝ち点を稼いだし、今年も良い流れだね」と明るい表情を浮かべた。「次の試合では、スキリをトップでプレーさせようか(笑」


 また試合自体に対してもファヴレ監督から「非常に組織化されていた」と賛辞が送られており、「我々はあまり忍耐力をもてていなかったね。焦ってプレーしたところがあった」と述べ、「もっとスピード感をもってプレーするべきだったよ。動きで不足していた」と分析。ツォルクSDは「ケルンに賛辞をおくりたい。決して臆することなくとてもプレーをみせていた。今日の戦いぶりでは18試合連続未勝利の理由さえわからなかったほど。見事だったよ」と語っている。

 ホルンは悪い流れの中でも「ギズドル監督が良い言葉をかけてくれ、チームをうまくまとめ上げてくれたんだ」と強調。試合後にはその指揮官の表情からは、大きな安堵の色が見受けられており、「もちろん。成功をおさめられてよかったよ。アドレナリンがまだ高いままで、バス内での喜びも凄かったよ。ようやくこの未勝利も終わりを迎えた。我々にはこの呪縛をとき放ち勝利を掴み取る力がある」と胸を張った。
 


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